☆あの日の出会い ページ1
それから僕達は少しのドライブをして
車を家に置いた僕達は
テジちゃんの家まで心地よい風が吹き抜ける漢江沿いをゆっくり歩いた
交わす言葉もなく
どの位歩いたかな
静寂の中
「ボス…」
テジちゃんの柔らかい声が響いた
『ん？』
「何でもない」
『なんだそれ笑』
そして再び訪れる静寂
今度は僕がその静寂を破る
『テジちゃん』
「なぁに〜」
『何でもない笑』
「真似しないでよ」
真似じゃないよ
ただホントに…
呼びたくなったんだ
そしてまた訪れる静寂
「ボス」
再びテジちゃんが僕を呼ぶ
『ん？また何でもない？笑』
「ううん、ちゃんと話したいことあるよ笑」
『じゃぁなぁに？』
「初めて会った時の事覚えてる？」
『うん、夜中のコンビニ』
「と、ケーキ」
『テジちゃんの誕生日だったね』
「そう！
誕生日なのに好きなケーキも買えずボスからも意地悪されて
最低な誕生日だと思ってた」
『意地悪じゃなくて普通だよ。見ず知らずの人にあんなさ…』
「そりゃそうだ(笑)」
『でもヒョンには一瞬で懐いたよね』
「そりゃ、ボスと違って超が付く程優しかったし紳士だったし」
『すみませんね、優しくなくて』
「あの日は私を豚って呼んだから、なで肩クソ野郎ってニックネームつけて憂さ晴らししたから大丈夫」
『なで肩クソ野郎！？』
「あ、今は1ミリも思ってないから安心してね」
『どの口が言ったんだっ』
ってテジちゃんのやわやわ頬っぺをムギュってすれば
「こにょくちでしゅ」
って…
テジちゃんは僕を見て
僕はテジちゃんを見つめる
…
…
そのまま僕はテジちゃんに唇を重ねた
『なで肩クソ野郎って言った罰』
「…そんな罰なら何回でも受けたい…
なで肩クソ野郎。」
そう笑うテジちゃん
『まだ言うか』
って罰を与える僕。
「ボス…あの日…私の前に現れてくれて
ありがと…」
『それを言うなら僕の方だ
ありがとう。テジちゃん』
「ケーキを買いに来たのがユノさんだったら、今頃友達にすらなってなかったかもね」
『ヒョンがテジちゃんを見つけても僕はテジちゃんに恋してたと思うよ』
「あっまーい」
って笑うテジちゃんの目は微かに潤んでて
二人で考えた結論とは言え
僕の都合でしかない別れ
もっときつく当たったっていい
笑わなくたっていい
怒ったっていい
泣いたっていいのに
わざとおどけるテジちゃんの優しさが辛くて
そうさせてる自分が情けなかった
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あやまろ(プロフ) - りんさん» 楽しみが増えるとか！！ホントに嬉しいです！！にしてもコメント下さる皆様が優しくてあやまろ感謝感激でございます！泣 (2020年1月13日 19時) (
レス) id: 74f0e4a445 (このIDを非表示/違反報告)
あやまろ(プロフ) - はなさん» 素晴らしいだなんてそんな…泣むしろ、私のような者が書いたものを読んで頂けるだけで感謝しかありません！必ず完結させますのでこれからもお付き合いよろしくお願いします！ (2020年1月13日 19時) (レス) id: 74f0e4a445 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - マイペースで、楽しみが増えるのが、励みになります。^_^ (2020年1月6日 12時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - あやまろﾁｬﾝ遅れても気にしないで大丈夫。本当に無理だけはしないで、ご自愛してね。あやまろﾁｬﾝの素晴らしい作品読めなくなるのは悲しいから｡あやまろﾁｬﾝのﾍﾟｰｽでいいからね♪ (2020年1月6日 7時) (携帯から) (レス) id: 5673869410 (このIDを非表示/違反報告)
あやまろ(プロフ) - アイラさん» アイラさん、幸せな時間を楽しんで頂ければと思います♪平和が1番♪ (2020年1月6日 7時) (レス) id: 74f0e4a445 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやまろ
| 作成日時：2018年9月23日 22時
