☆悪魔テジと天使テジ ページ22
はぁ...
来てしまった。
ハウンさんの家の前。
入口のコンシェルジュにジヌさんから連絡が行っていたようで
名前を告げたらすぐに部屋の前まで来れてしまった。
そんなこんなでかれこれ10分以上インターフォンのボタンに指を近づけては離すを繰り返している。
立派な変質者になっている気が...。
はぁ..。どうするべきか...。
悪『おい！A！
お前今自分が何をしようとしてるのか分かってるのか？
敵の家の中に入るなんて正気なんて言わねぇよな？
何をされるかわからないのに自ら敵の前に現れに行くなんて
お前馬鹿だろ！！！』
ポンッと私の左側に現れたトゲトゲしい羽根の悪魔テジが
耳元で悪態をつきながら言ってくる
だよね...
友達でもないのにましてやハウンさんだよ？
いくらジヌさんの頼みとはいえ私がお世話をする筋合いないよね
悪『早く帰っちゃいなっ』
やっぱり帰ろう。
そうしよう。
天『ちょっと待ってAちゃん！』
今度は右側にキランッて可愛いふわふわした羽根をつけた天使テジの登場です
天『いくら苦手な相手でも、今苦しんでいるのよ？
旦那さんもこれから海外へ行ってしまったらひとりじゃない
体調の悪い時にひとりなんて心細いわよ？
Aちゃんも熱を出す度、お母さん...ってうるうるしてたじゃない
早くあったかくて消化のいい物作ってあげるべきだわ
その為に買い物もしてきたんでしょ？』
って怒リ気味におっしゃられる。
...そうなんだよね
体調悪い時に1人だと心細いよね
一人暮らしの寝込むレベルの体調不良の時は
コップ一杯の水ですら取りに行くのもしんどいし
何より...寂しい...。
お母さんだけに限らず誰かに優しくされたいと心の底から思うものだ。
ハウンさんだってきっと...。
ちょっと弱ったハウンさんを見て見るのも悪くないかも
よし。
意を決してボタンを押そうと思った時
ゴンっっっ！！！
「い"っ」
思い切り開いた扉が見事に私の右半分にぶつかった
jw『Aちゃん！ゴメン！！大丈夫！？』
「ダイジョウブデス...」
jw『下から連絡あったのに全然来ないから迷ってるのかと思って
探しに行こうかと思ったんだよ』
「あの、お仕事は...？」
まだズキズキするおデコを擦りながら聞くと
jw『これですぐ出ないと飛行機間に合わなくて...
Aちゃんが来てくれて助かった
ありがとう。
さ、入って？』
いざ。テジ。敵地へ侵入であります。
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あやまろ(プロフ) - きよこさん» きよこ様…胸が痛みます…今言えるのはどんな形であれ二人とも幸せにします！！そしてあと1話でこの章が一杯に！(TT)次の章に跨ってしまいますが更新頑張りますね！！ (2018年9月18日 22時) (
レス) id: 480e0a2529 (このIDを非表示/違反報告)
きよこ(プロフ) - あやまろさま、二人が同じ気持ちなのにね…胸が苦しい。けど、しあわせにしてくれるんだよね、デジチャンをボスが。いつものキュンキュンしています。次回が楽しみです。更新待ってます。 (2018年9月16日 23時) (レス) id: 15442e9882 (このIDを非表示/違反報告)
あやまろ(プロフ) - 神鹿さん» えっとですね、これから先は…言えまてん！！笑 でもどんな形であれ幸せにします！二人とも！ (2018年9月16日 22時) (レス) id: 480e0a2529 (このIDを非表示/違反報告)
神鹿(プロフ) - ほんと、この先に何が待っているのか！？ 気が気でないです。 (2018年9月14日 22時) (レス) id: f17246d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
あやまろ(プロフ) - motomatoさん» そうなんです！同じ方向むいてるのに！お互い、相手の気持ち考えすぎちゃって…上手くいかないっす(TT) (2018年9月14日 22時) (レス) id: 480e0a2529 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやまろ
| 作成日時：2018年2月15日 17時
