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#5 ページ7

《そう言えばご主人、学校行かなくて宜しいんですか?》そんなベルの言葉で、俺達は急いで家を出た。

俺は、都内のそれなりに有名な大学に通っているらしい。
電車に乗りながら、俺は、ベルと話していた。


「なーベル、お前そんな派手な格好してて、よく耐えられるな。」

俺が質問すると、ウザイくらい笑ったベルが答えた。

《ご…主人…っ!普通こういうのは、人の目には見えませんよ!!アハハ!!ご主人、面白い事言いますね!!つか、寧ろご主人の方が周りから変な目で見られますよw!》

ムカつく!!
…ハッ!変な目で見られて無いよな!?

周りを見渡して確認した。
確認した後、俺はベルにもう1つ質問した。


「あのさ…会った時から思ってたんだけど…」

《何ですか?》

「お前女?それとも男?」

俺の質問から数秒後

《……男だけど?俺は。》

「ヒッ!!」


今までの甲高い声とは真逆の、ドスの効いた声でベルは言う。


《言っとくけどな…こう見えて俺は男だ。》

「は、は…い。」


ベルの圧力に気圧されながら、俺は何とか応える。
すると、まだベルは


《もうっ!分かればいいんですよ!ご主人!》


と、甲高い声で俺に言ってきた。

…ベルにこの話しはもうしない様にしよう。

心に決めておいた。

そうこうしている内に、駅に着いた為、俺達は俺が通っているらしい大学へと向かった。



…そうだ、俺の生まれ変わりについて、ちゃんと聞かなきゃな。

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作者名:紅月彩
作成日時:2018年1月7日 12時

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