#37 一輝見っーけ! ページ40
「あっ!一輝だ!」
「ん?」
咲夜が指さした方には、一輝がうずくまってる姿が見える。
へぇ、凄い。
あっちの方まで音、届いてるんだ。
「一輝、助けよう!!」
咲夜が、やる気満々で言ったから、私も咲夜の意見に賛成だし、「オッケー!」と返す。
巧は1人、憂鬱そうな顔をしていた。
そんな巧の心情何て、つゆ知らず、咲夜は走り出す。
あぁ…咲夜ちゃん、ちゃんとヘッドホンはつけてくださいよ。
ーーー
一輝達がいる所は、さっきの私達同様、歌声の性で倒れていた。
…う〜ん、眠むらせる異能が、歌は分かったんだけど、あのピアノは何の効果なんだろな〜。
つか、異能力?
そんな疑問を抱きつつ、一輝の元へ向かった。
「あ!彩ちゃん、巧くん!一輝の方は、私がやっておくから、圭くん達を探してて!」
咲夜が、思い出したように言う。
「「え〜〜」」
巧と私は、見事なハモりを見せた。
「大牙探すの〜?面倒い。…あっ!でも、どんな風に戦ってるんだろ〜。
ビデオに収めたいねぇ〜」
oh...巧…そんなイキイキしなさんな。
「圭くんとか、いいよー探すの、面倒い。」
「ダメです!!」
「え〜」
「あと1分くらいだから、早くね!!」
「「はぁ〜い…。」」
半ば無理やりに、私達は圭くん達を探すこととなった。
ー咲夜sideー
もう、彩ちゃん達ったら…。
2人の態度に呆れつつ私は、一輝に話しかけた。
「一輝!大丈夫!?」
「咲夜…?」
意識が朦朧としているらしい。
目の焦点が定まっていない。
ちなみに、私は密閉型ではないヘッドホンをつけてるから、外の音は聞こえるよ!
私はすぐさま、異能力を発動してヘッドホンを創る。
「はい、一輝!これ、つけて!!」
私は、一輝の方に、ヘッドホンを出した。
受け取ろうとした一輝の手は、空を切る。
…相当異能に当たってるんだ…。
私は、動けない一輝のために、自分がつけてあげた。
一輝〜起きてよ〜!!
そんなことを祈りながら、一輝の回復を待つ。
「…ん…?」
「一輝!」
数秒後、一輝は意識が戻ってきた。
「大丈夫?」
「あぁ…」
頭を抑えながら立つ
「彩と巧とは、一緒じゃないのか?」
「あぁ…2人には、圭くんと大牙くんを探しに行ってもらってるの。」
移動しながら、今までのことを説明する。
一輝は、今の状況を理解したようで、納得の顔をつきだ。
はぁ…彩ちゃん達は、見つけられたかな?
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紅月彩(プロフ) - 千早さん» ありがとうございます!励みになります! (2018年2月15日 18時) (レス) id: 36ed1e2b30 (このIDを非表示/違反報告)
千早 - 面白かったです! (2018年2月15日 9時) (レス) id: 28c0056888 (このIDを非表示/違反報告)
鵲 昴(プロフ) - 佐久間出てきた(笑) (2017年12月3日 20時) (レス) id: 0eb3fb4283 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅月彩 | 作成日時:2017年11月30日 19時