国立三つ葉異能力学園！！ (ページ19)

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#16 闘うページ19

巧君が1度下がったのと同時に、私は敵の元へと走っていった。

敵は、私を迎えうつのか手に水を溜めている。

銃をもう一度セットする。手が震えていた。

まだ怖いの？人を殺すのが？何で？？

ーどんな事でも人殺しは良くな………

『友を殺そうとする方が悪い』

私は、銃を握りしめる。

本来、銃は近距離よりも、中.長距離に向いている。その理由として、遠くからでも敵を攻撃できるというのがある。
しかし、咲夜は遠くから銃を撃てるほど、自分の手に自身は持ってなかった。

素人でも、銃が当たる方法…？

答えは簡単

「銃を敵に突きつけ、超近距離で放つのさ。」

咲夜は敵が動くよりも速く、敵の懐に潜り込み、銃を当てる。

ﾊﾟﾝｯ!!

銃のかわいた音がする。

ーん！！

銃を撃った直後、敵は私の口と鼻を水で塞ぎ、壁に蹴った。

「ｶｯ…ﾊｯ!!」

痛い…架空戦闘状態と言えど、痛覚は存在するらしく、蹴られた腹がとても痛かった。

コレ絶対内蔵破裂してるよね！！
うわぁ……

ゆらり…

ﾋｯ…!!怖い…

打ち付けられた私を見て敵は、私の方に近づき、トドメを刺そうとする。

「よっしゃぁ～1人目GET！！」

耳元で敵が囁く。

ｳｩ…気持ち悪い！！

「盾！」

水でまた攻撃に来るのを、想像で阻止する。盾を出して。

ヒュン…！！

ナイフが私の目の前を通り過ぎ、敵の隣にささる。

す、すげぇぇえ！！

「次は、僕の番だよ？」

「楽しませてよ。」

無邪気に巧君は笑った。