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Aside
あっという間に終わってしまった私のソロの出番。
ちょっと寂しいけど
やりつくした。
きっとファンのみんなも喜んでくれていたと思う。
A『ありがとうございました〜!!みんなぁ〜!大好きぃ〜!!これからも、よろしくお願いしま〜す!!』
と、みんなに届くように力いっぱい叫んだ。
みんなからの歓声を聞いてもう一度自分なりのとびっきりの笑顔を見せてから
ステージの下へ降りる。
その瞬間、体が急に重くなった。
早着替えもあって曲と曲の間の休みがなかったし、
思いっきり歌って踊ったし、何より会場中を走り回ったから
体力を根こそぎ持ってかれてしまった。
A『はぁ…はぁ…はぁ…』
ころん「お!Aちゃんおつかれ〜って!?大丈夫!?」
A『ころん…くん…はぁ…ありがとう…大丈夫…』
ころん「ちょ、ほんとに大丈夫?」
A『た…ぶん…ちょっと疲れた…だけ…』
ころん「ちょっとって…スタッフさぁん!なぁーくん〜!!ちょっと来てくださぁい!!」
スタッフ「どうしたのって!Aちゃん、大丈夫!?」
ななもり「Aちゃんよかったねぇって!!Aちゃん!?」
A『なー…くん…ガタッ』
私は力尽きてしまって膝から崩れ落ちてしまった。
ころん「Aちゃん!?」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
ころんside
Aちゃんはガタッと大きな音を立てて立てなくなってしまった。
僕はすかさずAちゃんの体を支える。
やばい。今からトークタイムだよね。
どーする。
とりあえず、
ころん「僕の後ろ、乗って。」
A『へ…?でも、これ終わったらトークタイム…』
今は休憩時間。
あとトークタイムまで5分しかない。
ころん「おんぶしてステージ連れてくから。ね?なーくんいいでしょ?」
ななもり「うん…。ころん、Aちゃんよろしくねっ…」
ころん「ほら、Aちゃんここまで頑張っておいで」
Aちゃんは僕の背中に体を委ねてくれた。
ころん「ちゃんと捕まっててねっ…ショッ…と」
Aちゃんを軽々と持ち上げる。
軽いよ。心配。
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ゆー - ヤバい、神作に出会ってしまった、続きが気になって仕方がないww (2019年8月19日 17時) (レス) id: bffbe66a85 (このIDを非表示/違反報告)
hanezu(プロフ) - シラクスさん» ありがとうございます!今書いておりますので少々おまちを! (2019年8月15日 0時) (レス) id: 1d77d272da (このIDを非表示/違反報告)
シラクス - 続きが楽しみでしょうが無い...。 (2019年8月15日 0時) (レス) id: bef48d0aea (このIDを非表示/違反報告)
hanezu(プロフ) - シラクスさん» わわ!そんな風に読んでいただけてとっても嬉しいです!御気遣いもありがとうございます!無理しない程度に頑張りますね! (2019年8月12日 13時) (レス) id: 1d77d272da (このIDを非表示/違反報告)
シラクス - シリアスの時も在ったけど、面白い所も多々在って楽しく見させて頂いてます!!主人公の家が凄く厳しい家だったり、夏休みに入って徐々に痩せ細っていく過程を見ると、本当に無理はしないで欲しいなって思います.....。主さんも無理は禁物ですよ。 (2019年8月12日 11時) (レス) id: bef48d0aea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanase | 作成日時:2019年6月17日 22時