イケメン女性声優山田さん！

心配するから ページ32

『荷物よし！さあ行こ…』

木村「はい。マスク、メガネ、帽子。」

変装道具だね。

『暑い！邪魔！いらない！』

木村「馬鹿かお前は！
Aは有名なんだから変装しないと！」

『大丈夫大丈夫。』

今まで変装なしで出かけてばれたことはない
はずだから。

木村「そういう気の緩みが、
危ないことに巻き込まれる原因なんだよ！
もし顔バレしたら、ストーカーとかに巻き込まれるんだぞ！？」

『ストーカーなんて大袈裟だから！』

木村「ストーカーだけが悪いんじゃなくて…」

『大丈夫だって言ってんじゃん！』

木村「大丈夫じゃないだろ！
それに、お前にもしものことがあったら、俺が困るんだよ！」

『…え。』

木村「だから！
お前が何か事件に関わったりしたら俺が心配するってこと！」

『…心配、してくれるの？』

木村「は？
俺がAのこと心配しないとでも？
じゃあAは、俺に何かあったら
心配してくれない、ってこと？」

『そんなことないじゃん！
良平兄ちゃんに何かあったら私…』

木村「それと一緒だろ？
俺も、Aが俺を思ってくれてる以上に
Aのことが大事なの。
だから、俺を心配させないで？な？」

『

わかった。』

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