23,夢と前兆 ページ24
｢おーい、何してんのA君｣
｢あ！姉貴！！聞いてくれよ！さっき森に仕掛けた罠確認したら猪が居たんだ！！！｣
｢へー、やるじゃん｣
｢にしても姉貴は凄ェなァ！熊と狼が罠に居たのか！！｣
｢いや？罠壊れてたから自力で捕らえてきた｣
｢は！？｣
｢やっぱ、うちは物作りは苦手だなー！まあ帰るぞーA君｣
｢姉貴！？待って！？色々おかしいんだがァ！！？｣
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｢おい、どんな顔で寝てんだお前｣
美味しそうな匂いと煙草の煙の匂いが近づいてくる。
目を薄ら開けるとサンジが料理を持って俺を見ていた。
｢ん、…あァ……俺ァ寝てたのか…悪ィ今どれくらい経ったんだァ？｣
｢あれから3時間ってところだ……随分楽しそうな顔で寝てたな。いい夢でも見れたか？｣
｢あァ、姉貴の夢。さっき話してたからかな？｣
｢そうかい、そりゃあ良かった。ほら紅茶と軽食｣
サンジは俺に紅茶とサンドイッチを渡した。
｢うめェな…流石はコック｣
｢当たり前だろ、お前も腹が減ったらいつでも食わせてやる｣
｢そりゃ食事が楽しみだ！｣
サンジは俺が食べたのを確認してもう一度キッチンへ戻って行った。
さてと、俺もそろそろ動こうかァ。
｢おいナミ、なんか仕事ねェの？｣
｢あ、やっとお目覚め？寝てた分働いて貰うわよ…と言いたいところだけど、当分仕事はないわね｣
｢んじゃ、仕事が出来たら教え 『
｢あんた、話し遮られてばっかりね｣
そんな哀れみの目で見ないでもいいだろォ…
｢まあいい！それよりもナミ、仕事っぽいな｣
｢でもまだ時間じゃないわよ？｣
｢南の方をよく見ろよ、あれが積帝雲だ｣
｢あれが……�狎冂覬性瓠帖帖帖帖�！！｣
雲に気付いたナミは顔を青ざめる。俺は一足先に舵を取りにナミの元を離れ、それと同時に全員騒ぎに気付き外に飛び出して準備をし始めた。
｢A！！十時の方向へ船を向けて！！！｣
｢りょーかい！｣
十時の方向へ移動させた瞬間、船が大きく揺れる。
どうやら、
｢風の向きもバッチリ！！�狎冂覬性瓩榔可�の中心に向かってるわ！！！｣
｢おい何だ渦って！！？そんなもんどこにあるんだ！！？｣
甲板の上では大騒ぎが繰り広げられ、高波の水しぶきで濡れている。
今回の規模なら行けそうだな…！！
俺は1人この騒ぎの中向こうの夜に笑った。
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伊織 - とても面白かったです！続き待ってます！ (2020年1月9日 12時) (
レス) id: 519e5baf56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AKY | 作成日時：2019年11月20日 22時
