【ONEPIECE】紅色の拳銃使い（男主） (ページ13)

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12,鳥の言葉ページ13

ゾロたちのチームと別れ早10分……

｢捕まえたー！！！｣

｢何しとんじゃァアア！！！｣

さっきから何してんだ！！子供の夏の自由研究かよ！！！

｢何キレてんだよA。ほら見ろよ！！〝アトラス〟だ！！！｣

｢アトラス！？｣

｢そうさ！！〝アトラス〟と〝ヘラクレス〟は世界中の憧れなんだぞ！！！｣

｢へー、カブトムシが？？｣

そう言いながら森の中を走り回るルフィ。違ェ。今することじゃない。

｢おい！Aそっちに〝ミヤマ〟が行ったぞ！捕まえろ！！！｣

｢無茶言うなァ！！！俺ァ素手だぞ！！？｣

そう言うとルフィは俺を飛び越えてミヤマを捕まえに走っていく。

いやマジで素手は無理だろ、あ、飛んできた～！わーい！！＼ガブｯ／痛ってェ！挟まれたァ！！！
みたいな未来しか見えねェよ…
というか今はサウスバードを探すんだろうが…
なんで元気に昆虫採集してんだァ…

そんな事を考えていると目の前から決死の表情で走ってくるルフィ達が見えた。…何で決死？？？

｢ヤベぇ！！A逃げろォー！！！｣

｢今度はなんだァ！！！｣

｢蜂だ！｣

｢バカヤロォオオオオオオ！！！！！！｣

何で少し目を離しただけでここまで大事になってんだァ！！？ミヤマじゃ無かったのかァアア！！？！？

｢あ！！ルフィ、Aあれ見て！！！｣

｢鳥！！？｣

｢サウスバードじゃねェか！！！｣

｢あいつが巣を落としたんだよ！！！｣

は！？じゃあ俺が過去何度も森に入った時に虫に襲われまくったのはサウスバードのせいかよ！！！！ジョ～ジョ～鳴きやがって！！

｢……え！！？｣

｢何だ！？あいつ何か言ったのか！！？｣

｢は？まず言葉分かるのか？｣

｢ああ、おれはもとは動物だから…それよりあいつ今…〝この森を荒らす奴は殺してやる〟って！！！｣

………は！？

｢んだとコラァ！！！鳥の分際で生意気なァ！！！全羽まとめて焼き鳥にしてやらァ！！！！！！｣

｢危ないよ！A！！とりあえず逃げなきゃ！！！｣

｢嫌だァアア！！！積年の恨みィイイ！！！！｣

そんな事を騒いでいたらルフィに思いっきり腕巻き付けられて引き摺られた。木に当たった。痛い。え、痛い、痛、いたたたた！！！！！

｢ルフィ！！走る！！！走るから手離してくれェ！！！痛い痛い！！マジで木に当たってる当たってる！！！！｣