QuizKnock"ライター"の伊沢です ３

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山「えー！ おめでとうございます!!」

川「ありがとう」

河「イケメンは手が早いなぁ」

川「うるさいです」


川上さんと皆さんの会話を聞く。皆さん祝ってくれるらしい。嬉しい……。


須「じゃあ今日歓迎会兼祝賀会じゃん！」

こ「確かに！」


須貝さんとこうちゃんのテンションが上がったような声も聞こえる。


伊「A」


手は外しているもののまだしゃがみこんだままの私に拓司が声をかける。

見上げると何故か手を差し出しているのでそれを掴むと引っ張られ立たされる。


伊「川上になんかされたらすぐ言うんだぞ」

川「何もしませんけど」

伊「……それはまぁ男としてどうかと、痛い！ 川上!! お前先輩に向かってその強さの肩パンはダメだろ！」

福「……Aちゃん先にこっちで食べちゃお」


拓司の目の前に立ち話を聞いているといつから近くにいたのか福良さんが私の肩を掴みテーブルの近くに誘導し座らせる。

少し離れたところでは拓司が川上さんに何か言っている。


須「Aちゃんりんごジュース？」

「サイダーがいいです！」

須「はいよ！」


片手に1本ずつ大きなペットボトルを持った須貝さんがジュースを選ばせてくれる。

河村さんがその間に人数分の紙皿をテーブルに置く。あっ……!! 年下がやるべきやつ……!!


「チキンとか開けていいですか？」

こ「うん。開けちゃお開けちゃお」


こうちゃんと一緒にお菓子だったり軽食だったりの包装を……包装？ パッケージ？ を開けていく。

あっという間にテーブルはいっぱいになる。


こ「まだ開けてないのとかあるけどすぐになくなるでしょ」

「そんなに長くするんですか？」

山「Aちゃんも泊まり込み覚悟した方がいいかもね」

「えー、でも楽しそうなんでいいです！」


手を洗って戻ってきた山本さんが言う。ハンカチ持ってる……偉い……。


伊「もう始まってんじゃん！ 俺ビール！」

河「ギリギリまだだよ。はい」

川「伊沢さんしれっとAの隣キープしないでください。僕白いサワーで」

伊「川上だって隣座ってんじゃん」


拓司が少しだけ不機嫌そうにテーブルに近づくと私の右隣に座る。左側には川上さんが。

私を挟んで言い争いしないでほしい……。


福「じゃあ皆飲み物持ったかな？ こういう時音頭とるのは基本伊沢なんだけど……今日はAちゃんにお願いしようかな」

「私ですか!?」


福良さんからの突然の振りに驚きながらもサイダーの入った紙コップを持ち口を開く。

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