∞少しだけほんの少し違うだけ∞６ リクエスト大募集中

すばるのいない日 ページ12

忠義
＿＿
裕君と二人で亮ちゃんの様子を見てるけどなかなか落ち着かれへんみたいでリビング内をぐるぐるうろうろ。
た、「亮ちゃん、トイレ行こうか！」
時間的にもそろそろ行っとかなあかんから手を引いてトイレに連れて行く。
たぶんもうオムツに出ちゃってると思うけど。
た、「はい、座って下さーい」
亮、「…やっ！」
た、「いたたっ(汗)ペチンせんといてよ(笑)
よしよし今日の亮ちゃんはご機嫌斜めやなあ」
便座に座らせるとけっこうな力で叩かれた。
普段はどちらかというと穏やかな方やけどそんな彼が叩いたり蹴ったりひっかいたりして人に当たるんはかなり不安定な証拠。
とにかく早く終わらせて亮ちゃんが好きなことをさせてあげよう。
そうすれば少しは落ち着けるんちゃうかな。
オムツ替えを済ませてリビングに戻るとソファーの前でうずくまった亮ちゃん。
不満そうに手足をばたばた動かしている。
裕、「亮、散歩でも行く？」
今までゲームに夢中になっとった裕君がいったん手を止めて散歩に誘う。
少しでも気分転換になればええけど。

散歩という言葉に反応した亮ちゃんはゆっくり立ち上がるとそのまま玄関へ直行。
これで落ち着いたらええなあって
思ったけど…
俺等の考えは甘かった。
＿＿

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