シスコン野郎を落とすのなんて無理じゃね？ (ページ15)

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本音ページ15

ユーリ君と想定外の接触をしたが向こうから声を掛けてきたのは意外だった

まぁ地味に秘密警察の人がいるお酒の席が見えた時は肝が冷えたが、なんとかなるだろう

そうして、お酒を理由に普段見せないようなAを出せた、そして男の人の話を匂わせてみたると、般若の顔をしだしたのでもう2度としないと誓った
　

最後に私は手紙を胸ポケットに入れた

『今日はありがとうございました。今度あったらお返しさせてください
電話番号370-×××-×-××× A』

我ながら少し恥ずかしい、スパイになってから幾らお酒を呑んだとしても酔わなくなった。だから酔いに任せてができないからこういう時少し恥ずかしい

大丈夫上手くいってる

私は自分を励ましながら家に向かった。今日はゆっくり家でくつろげそうだ。

でも、あのシスコン野郎陥落まであと少し、この前図書館で大量に借りて来た恋愛本を読んで計画の推敲でもしますか

ドサッと山積みの恋愛、心理学に関係する本に手をつけ始めた

まぁ借りた時の周りの憐れみ目は、、忘れよう

25冊目を読み終えた辺りで電話が鳴った

「もしもし、ユーリです。こんな遅くにすみません」

「いえいえ、お気になさらずどうかなさいましたか？」

そういうと、ユーリ君はあたふたしだした

「Aさんから電話番号貰ったので、僕のも伝えたいと思いまして、、」

教えてもらった番号から意外と家は以外と近いところにあるな。次はここを生かして作戦を組んでみるか

「あの、ユーリ君今度水族館にでも行きませんか？兄がチケットを貰ったらしいのですが、都合がつかないらしいので、この前のお礼も兼ねて一緒に行きたいなぁ、と思っています」

ユーリ君の返事を待つ時間が長く感じた

「行きましょうよ！僕来週の日曜日休みなのでその日にどうですか？」

ということで、管理官さん案外上手くいってますよ

「それはなによりだが、相手は保安局の奴だ。油断はするなよ」

「勿論ですとも」

そう言って私は今週末休暇？を得る為、過酷労働をする羽目となった

月夜、貴女は気づいていないようだけどあの保安局の若造に惚れかけているのは、いや野暮なことは辞めとこう

黄昏も妻と子供を持って変わってきたようだし、長く2人を知るものとしては嬉しく感じると共に、ボロが出ないか心配なものだ。2人とも並外れた記憶力と情報処理能力を持つのに人間関係だとこうも変わってしまうのは面白い