半夜兎の舞姫 2【沖田総悟】

狙われたキモ皇子 ページ1

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「 今日もヒマだな〜 」


『 ヒマなのは俺たちだけでさァ 』






そう愚痴をこぼしながら見廻りをする私たち。

今、江戸には央国星の皇子 バカ…ハタ皇子が
キモペット探しに地球に来ているらしい。






「 あんなバカ皇子に護衛なんかいる？いらないよね？」


『 頭からチン○生えてても、皇子は皇子だからなァ 』






そんなバカ皇子の護衛を任された真選組。

いつもは護衛なんてしないくせに
今回は依頼されたらしく、
お兄ちゃんやトシが護衛に付いている。


私たちは何をしでかすかわからないからって
護衛から外されて、いつも通りの見廻りという訳で…






「 私たちだって護衛くらいできるっつーの 」


『 まぁまぁ、だりィ事は土方さんたちに任せて
俺らは休憩しやしょう 』


「 そうしよっか 」






って事でいつも通り、
休憩という名のサボりに入ろうとした時 ＿＿＿＿＿＿






「 ん…？」


『 どうした？』






建物の影からこっそり誰かを
盗み見ている怪しい男が目に入った。






「 アイツ…怪しくない？」


『 休憩前に職質するか 』






奴の目線の先には紫色の変な天人。
なんか見覚えあるんだけど。

私たちが近付いて行ったその瞬間…






『 クソ皇子、覚悟ォォォォ！！』


「 え、嘘！！」






その男は、刀を構えて天人に襲いかかって行った。






「 危ない！！」


『 A！！』






私はその天人を守ろうと
止める総悟の声も聞こえず、咄嗟に体が動いていた。









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変な奴に惚れられたらロクな事はない→

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