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Episode49 / ひとときの別れ ページ49

『団長行ってくる!』

「あぁ、頑張れよ」

手を振る団長に手を振ってマチと飛行船に乗る。


『マチ!どこに行くの?』

「とりあえずあたしの仕事。その後はあんたの修行兼行きたいところって感じかな」

『仕事?なにか盗るの?』


仕事といえば何かを盗るイメージなのだが。

「いや違う。変態の足をくっつける仕事。」

はてなマークでいっぱいだが、変態と聞いて一瞬頭をよぎったのがアイツ。

「多分そいつで合ってるよ」

『え!なんで分かるの!』

「顔に出すぎ」

洞察力はさすがみたいだ。



『修行ってなにするの?』

「団長から言われてんだ。とりあえず早くその視界に慣れることを第一目標に、主に気配の感じとり方さ。」

マチが言うには、私は円を使わずに行動できるようになることが出来るらしい。

団長も言ってたように、円は隠で隠すにも限界がある、それに体力の消費も激しいらしい。


まぁでも言われてみれば円を使いながら走ると数時間しか持たないかも。



「着いたよ。」

マチはそう言って私の手を引いてくれる。


視界がない、という状態は初めてだ。

私はなにがどこにあるか、どう行動し、さらにもし敵がいた場合どう切り抜けるかまで考えていた。

心身ともにすり減るわ…


10数分歩くと、どこか建物に入った。

匂いからして…宿かなにかかな。
干したてのお布団の匂い。まぁどこかの家の可能性もあるけど。


建物の中を歩いて多分エレベーターか何かに乗る。


チンと音を立てて扉が開くと、濃い血の匂いがした。


うわっ…かなりの出血量…



「やぁ♥思ったより早かったじゃないか♣」

そう言ったマチいわく変態は、Aもいるんだ♥と付け足した。


「なんで目隠ししてるんだい?」

顔は見えないけどきっと怪訝な顔してるんだろうなぁ。

「そんなことはどうでもいいから早く終わらすよ」

『相変わらずマチはボクに冷たいなぁ♥』




念糸縫合(ねんしほうごう)


あ、マチのオーラが増した。
見たかったなぁ。


「終わったよ。片足で6000万払いな」

なかなか高いですな


「はいはい」


「この後はどこに行くんだい♠」


マチはそれには答えずに、私の腕を引いて部屋を出た。




『いいの?』

「あんな奴ほっときな」





向かうは修行。
それに付き合ってくれるマチは本当に優しい。


半年後には私は目隠しでも戦えるようになった。








次の目標はハンターになること。

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設定タグ:HUNTER×HUNTER , 幻影旅団 , ハンターハンター   
作品ジャンル:アニメ
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あやは(プロフ) - 明里香さん» ご報告ありがとうございます!すごく助かりますー!すぐに修正しますね (2019年11月6日 21時) (レス) id: dd6fe59e82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 40話にも誤字がありました。「以上な」ではなく、「異常な」です。 (2019年11月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 5話に誤字がありました。「以上」ではなく、「異常」です。 (2019年11月6日 17時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろりお | 作成日時:2019年7月12日 23時

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