Episode38 ／ 守るもの ページ38
遊び疲れたAを部屋に寝かしたあと、ホールには旅団員全員で話し合いが行われていた。
もちろん、内容は明日のこと。
俺はアジト全体へと円を張り巡らせ妹の気配がAの部屋にあることを確認する。
｢フェイ、団長それは事実か？｣
フィンクスが信じられない、言うふうに問う。
マチを含む数名は分かってたような感じだが。
｢フェイが聞いてる、間違いない。｣
まず俺らがあの妹1人に殲滅されることは無いだろう。
フェイが言うにはスピードは遅いし、円をしながら走る体力もない、と。
ただし、どんな能力を持つか分からない相手だ、油断は禁物。
｢シャル、明日起きる1番最悪の展開はなんだ。｣
｢んー、そうだね。妹が本当に裏切り者で、まず俺たちの誰かか、全員が殺られる。妹に裏切られたことに気づいたAが壊れる。さらにそのままシルバーナ家に連れていかれる。｣
ざっとこんな感じ？と。
｢明日、俺らは二つに分かれよう。どっちに入るか、それは任意だ。ただし、ノブナガとシャル、マチは逃亡班。これは決定だ。｣
1つの班は、Aを連れてここから離れる。
もう1つの班はこの場で妹を殺る。
｢なんで？あたしは残る方が良い。｣
マチの言葉にノブナガとシャルが頷く。
｢イルミに確認したさ。Aの人格の1人に暗示をかけることが出来る奴がいる。破れば即死ぬ。｣
お前ら3人は初日に暗示をかけられている。
本人が解くまでその暗示は続く。
｢なら、Aに解いてもら ｢それは出来ないよマチ。Aがどれだけ妹のこと好きか分かるでしょ？｣ …っ。｣
マチは悔しそうに俯く。
もしAに解いてもらうならば説明が必要になる。
それじゃ意味が無いのだ。
｢安心するね。ワタシが殺る。｣
珍しくフェイタンが人のためにやる気になっている。
｢最優先で生かすべきは蜘蛛。だが誰も死なないことが最善だ。それをよく考えて選べ。｣
話し合いの結果、コルトピ、ボノレノフ、パクノダの3人とノブナガ、シャルナーク、マチが逃亡班。
フィンクス、フェイタン、ウボォーギン、シズク、フランクリン、ヒソカが戦闘班となった。
明日はどうなるのか。
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あやは(プロフ) - 明里香さん» ご報告ありがとうございます！すごく助かりますー！すぐに修正しますね (2019年11月6日 21時) (
レス) id: dd6fe59e82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 40話にも誤字がありました。「以上な」ではなく、「異常な」です。 (2019年11月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 5話に誤字がありました。「以上」ではなく、「異常」です。 (2019年11月6日 17時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろりお | 作成日時：2019年7月12日 23時
