Episode16 / 追跡者 ページ16
「さっき、あんたともう一人のあんた、2人に別れてたのはどういう?」
『あー、その前に、Aが私になる条件2つ説明しようか。』
ピン、と指を立てる。
『1つ目、彼女が私を呼んだ時。すなわち、感情が高ぶった時。主に怒ったりした時とか?』
『2つ目、彼女が気を失った時。ただし、このとき私には彼女と同じ姿で存在することが出来る。』
前者の場合も、彼女の許可があれば私は存在できる。周りの人からすると、彼女が2人いるように見える、と伝えた。
「はは、便利な能力ね」
なんか皮肉にしか聞こえない。
『能力じゃないよ。そういう体質。』
そう言うと目つきの悪い彼はさらにその目を細くした。
「戻ったのか。」
『あ、分かっちゃうか。』
「目の色が違う。」
あぁ、そうだった。
私は真っ黒。闇よりも濃く暗い黒。
それに対して
『テルは銀色だもんね。』
「テルていうのね、アイツ」
『私が勝手に呼んでるだけ。』
特に由来はないけどね。
「団長、コピーに侵入者。Cの13。」
「何人だ。」
追跡者か、と団長は呟く。
「1人だよ。」
身長は小さいけど髪の毛が長い人が言う。
「マチ、フィンクス、フェイタン。」
「「了解」」「了解ね」
マチに連れられてやってきたのは予想もしてなかった人物だ。
Episode17 / 味方は味方?→←Episode15 / 引きこもり
142人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやは(プロフ) - 明里香さん» ご報告ありがとうございます!すごく助かりますー!すぐに修正しますね (2019年11月6日 21時) (レス) id: dd6fe59e82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 40話にも誤字がありました。「以上な」ではなく、「異常な」です。 (2019年11月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 5話に誤字がありました。「以上」ではなく、「異常」です。 (2019年11月6日 17時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ろりお | 作成日時:2019年7月12日 23時