検索窓
今日:1 hit、昨日:34 hit、合計:174,087 hit

Episode15 / 引きこもり ページ15

「それは演技?それとも照れ隠し?」

『後者。』

「なるほど。そんなことまで出来てしまうとは。」


団長さんは、一人何かを納得したように頷く。


(お前はいつ出てくるんだよ)

私と違う、銀色の目をもつ私が聞く。

〔だって、二重人格とか恥ずかしいじゃない。もうちょっと待って。〕

私の二重人格を見抜いたのは彼が初めてだ。
心の準備が、できるまでもう少し時間がかかりそうだ。


(はぁ…。じゃあもうちょっと寝てろ。)

そこで夢は終わった。彼女が出ている時、私たちは夢で会話ができる。
まぁ、私の意識がある時だけだけれど。


『もうちょっと私で我慢してくれ。恥ずかしいんだとよ。』

私はその場に座り込んだ。

「どういうことだ?団長。」

「さっきも言った通り、彼女は二重人格だ。しかもそれを操作できるらしい。」

『そうそう。ノブナガ…さんだっけ?あと、マチさんと、えーと…』

「シャルナークね」

「そうそう、シャルナークさん。さっきは脅すような真似して悪かった。この子にとって妹は自分より大切でね。」


この子、というのは今眠っている方のA。

彼女は私のことをテルと呼ぶ。
私は彼女のことをAで呼ぶ。


彼女が本質であり、私は異質者。
それでも彼女は私を受けいれ、頼ってくれる。だから私は彼女のために生きることが出来る。

Episode16 / 追跡者→←Episode14 / もう一人の私



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
142人がお気に入り
設定タグ:HUNTER×HUNTER , 幻影旅団 , ハンターハンター   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あやは(プロフ) - 明里香さん» ご報告ありがとうございます!すごく助かりますー!すぐに修正しますね (2019年11月6日 21時) (レス) id: dd6fe59e82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 40話にも誤字がありました。「以上な」ではなく、「異常な」です。 (2019年11月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 5話に誤字がありました。「以上」ではなく、「異常」です。 (2019年11月6日 17時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ろりお | 作成日時:2019年7月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。