Episode14 / もう一人の私 ページ14
「ほう。これがシャルたちの言ってたやつか。」
そこにいるのはさっきと変わらぬ少女。
でも確実に中身は違う。
「え、なになに。何が変わった?口調?」
シズクが訳が分からない、という顔で問う。
フィーゥ
「見事な変わりようだな。」
彼女を呼び起こした当本人、フィンクスは口笛を吹き驚いた、と呟く。
「二重人格、か。それにオーラもかなりあがるときた。ますます逃すのが惜しい。」
珍しいタイプだ。
『ごたごたうっせぇよ。セラはどこだ。』
流石というか、ゾルディック家並、いやそれ以上の殺気だ。
肌にまでぴりぴりと来る。
「君はその子のなに?」
切替スイッチは感情の起伏が激しい時、ってとこだと思うんだけど。
『質問してんのはこっちだ。』
「さっき言った通りだ。もう生きてねぇよ。」
質問にはフィンクスが答える。
『嘘ついてんのは分かるんだよ。事実ならお前ら3人は死んでる。』
そう言って少女はシャルとノブナガとマチを見る。
「それは演技?それとも照れ隠し?」
全ての団員がは?という顔でこちらを見る。
ただ、目の前の少女だけは、少し固まったあとにへらと笑った。
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あやは(プロフ) - 明里香さん» ご報告ありがとうございます!すごく助かりますー!すぐに修正しますね (2019年11月6日 21時) (レス) id: dd6fe59e82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 40話にも誤字がありました。「以上な」ではなく、「異常な」です。 (2019年11月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 5話に誤字がありました。「以上」ではなく、「異常」です。 (2019年11月6日 17時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろりお | 作成日時:2019年7月12日 23時