Episode296 ／ まさかの再開 ページ1
『…ごめんユーキ、参加証忘れた……』
セメタリービルに向かう途中、私は運転手と共に検問に引っかかていた。
旅団の襲撃を警戒して、コミニティーはセメタリービル周辺を、警察に交通規制させているらしい。
確かにそんなことをユーキに聞いたような気がするが、実際に規制されるまで忘れていた。
…ウボーのことでそれどころじゃなかっただけだからね？
決して興味がなかったとか、まさかまさかそんなこと！…うん。
ーー｢…ん、了解した。交通規制の範囲外に、コミニティーが貸切っているホテルがあります。そこに参加証を届けさせるよ｣
『何から何までごめんねーありがとー』
助かったー
『ほんっと、ユーキ様様だねー。ウィルさん、ここに向かってください』
｢子供は早く帰りなさい！！｣
『うるっさいなー！あなたクビになっても知らないからね！？』
私たちを止めた警官に暴言を吐きながらも、車は指定されたホテルへと走った。
とりあえず持っていた荷物から着替えを出し、空き部屋でマフィアスタイルに着替える。
変装一色を外してしまえば、いつも通りの私だ。
参加証の到着まで、ロビーで座っていれば、黒スーツの男が私に近づいてきた。
｢待合室はこちらでございます。｣
『…え？あ、はい』
なんの？？とは思ったが、とりあえずついて行ってみるとひとつの部屋に案内された。
『〜〜っ』
なんでここに、父さんとじいちゃんがいるの！！
思わず引き攣りそうになる表情をぐっと堪えて、仕事用スマイルを浮かべる。
父さんも、じいちゃんも私と認識してはいるものの何も言わなかった。
部屋の隅に立つ黒服に、
『ここはどういった？』
と尋ねれば｢分かっていて来たのでは？｣と睨まれた。
どいつもこいつも、私を見た目で判断しやがって…
『ただ案内されただけでして。十老頭に直接聞いた方がいいですか？？』
携帯をちらつかせながら微笑めば、黒服は瞬時に顔を青ざめさせた。
ばーかばーか
私をそこらの子供と一緒にするからだ！
十老頭の連絡先は超極秘事項。
それを私が知ってることで、やっと私の立場を理解したらしい。
慌てて黒服は、ここの部屋の説明をし始めた。
『…旅団抹殺のために雇われた暗殺者たちの部屋ってわけね』
だから、ゾル家のふたりがいるのね
そう納得しながら、一応部屋にいる奴らを確認する。
ゾル家以外は、下の上から中の中と言ったところか
余裕。
そう思った時、部屋の扉が再び開いた。
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kokomi - すごく面白かったです。思わず一気読みしてしまいました。お気に入りの作品です。がんばってください！ (5月3日 0時) (
レス) @page10 id: e38d8752b4 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - ハンターハンターの夢小説の中で一番好きです！続き、まってます！ (2021年11月30日 18時) (レス) @page10 id: efb35b509b (このIDを非表示/違反報告)
まお - 続き楽しみにしてます！ (2021年11月14日 3時) (レス) @page10 id: 3317d6148a (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！頑張ってください！！！ (2021年1月24日 17時) (レス) id: f151b0ddd6 (このIDを非表示/違反報告)
つんつん(プロフ) - 楽しみにしてます。 (2020年11月19日 16時) (レス) id: 85082c9558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろりお | 作成日時：2019年12月25日 17時
