Episode185 ／ 200階へ ページ38
私たちはウイングさんの宿を出て、200階の受付へと向かう。
ヒソカの壁を3人で超えれば、ヒソカはゴンに一勝でもすれば戦う、と言い残して去っていった。
｢200階クラスへようこそ！｣
そう言った元気なお姉さんはペラペラと頼んでもいないのに！200階クラスの魅力を話し続ける。
｢バトルオリンピアで優勝すれば、高さ約1000メートルのペントハウスが貰えるのよ！？｣
そう高らかに言ってのけたお姉さんだが、
｢Aとキルアの家の方が高いよね？｣
｢あー、大体3700メートルだっけな｣
それを聞いたお姉さんは膝から崩れ落ちた。
どんまいお姉さん…。
｢Aはどうする？｣
『え？何が？』
いつもの如く、話を聞いてなかった私にキルはチョップをいれた。
｢オレはヒソカと戦うために、戦うんだ。Aは戦う？｣
『あーどーしよーかなー。』
特に戦う理由はないけど。でも少し楽しそうだからやってみようかな。
『やる』
｢俺には殺るに聞こえたわ。｣
なんて言うキルをにさっきのお返しとしてチョップを食らわせた。
その時、空気が変わった。
｢…何か用？｣
私たちの後ろに立った3人の男。どいつもこいつも不気味だっつーの。
キルいわく、この人たちは私たちと戦いたいらしい。
｢オレ、いつでもおーけーです！｣
ゴンはそう言って紙をお姉さんに出した。
『あ、私は夜がいいな。午前は力でないからさ。』
基本午前は寝てたいタイプだ。
だから殺るなら午後から夜。
あ、間違えた。やるなら、ね？
ゴンとキルはゴンの部屋へ。
私は自分の戦闘日が分かり次第あっちに合流するつもりだ。
『めっちゃふっかふか…』
ベッドにごろーんと寝転んでいると、テレビに私の戦闘日が表示された。
私は3月11日の午後7時から。
私はゴンの部屋へと向かって、それを報告した。
どうやらゴンは同日の午後3時らしい。
その日は早めに眠りについた。
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作者名：ろりお | 作成日時：2019年8月17日 22時
