第四十七話 ページ2
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『うーん……気持ちのいい話じゃないし、需要もないよ？』
それでもいい？
と確認すれば、二人は頷いた。
伊之助はちょっとよく分からないけど。
『どこから話そうかな。…私、生まれは剣士の家なんだ。』
＊＊
※過去編少し入ります…この先少し必要な情報なのでここで…悪女楽しみにしてる方すみません。
＊＊
私の生まれは、古くから多くの柱を出している剣士の家系。
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その名の通り、存在はあまり知られていなく、影柱と呼ばれた先祖も、御館様と同期の柱にしか知られていない。
何から派生したのかも分からない、謎に包まれた呼吸を受け継いだ家系だ。
私はそこの、三つ子の次女として生まれた。
今思えば、この時から運命は決まっていたのかもしれない。
一言で言うと、私は才能の塊だった。
教えられたことは大抵一日で会得し、兎に角頭が良かった。
それに対して三つ子の妹は、頭に障がいを持っていて母の手助けなしでは生活もままならない。
父は元柱で、兎に角実力主義で実の子だろうが、教えられたことをこなせなければ容赦なく打つ、そんな人だった。
もちろん、父は妹に強く当たることも多く、母はそんな妹を庇うように可愛がった。
逆に、私と姉は母と関わることがなくなっていった。
さっき言ったけど、私は才能の塊だった。
私は、妹の知能と姉の才能を奪ってしまった忌み子。
姉と私は同じ稽古を受け、同じ最終選別を受けた。
それが五年前、十歳の時。
鬼殺隊に入って一年、私は最年少で柱に就任したが姉は違った。
父は私と姉を差別して扱う。
それは階級が違うから
それは、剣技の才が違うから
姉は歪んだ。
元々妬みやすい性格だったのが酷くなった。
だからか、
ある日、鬼になった彼女が、私の元へ現れた。
「あんたがいなければ…私はもっともっともっと！！強くなれた愛して貰えた才能があった！！！あんたのせいで…っ、」
その日、血鬼術で私は何もかもを奪われた。
父も、母も、妹も、才能も、能力も、呼吸も
ついでに言えば身長も。十数センチ縮んだわ。
残ったのは、無駄に良い頭と、血濡れた日輪刀
気づいた時にはもう姉はいなかった。
姉は死んだが、私にかけられた血鬼術は消えなかった。
もしかしたら、まだ生きてるのかもね？
呼吸も使えない、運動能力すら失った私は、柱を辞任した。
これが十三歳になったばかりの時の話。
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キメツ推し - 面白かったです！パスワードを知りたいです (3月29日 12時) (
レス) @page50 id: 267e3fd993 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - めっちゃ面白かったですパスワード教えていただけると嬉しいです (3月1日 20時) (レス) id: a79ca47ff6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - とても面白かったです！パスワード教えていただけると嬉しいです (3月1日 20時) (レス) @page50 id: a79ca47ff6 (このIDを非表示/違反報告)
うらら - とっても面白かったです！パスワードを教えていただけると嬉しいです！ (12月17日 22時) (レス) @page50 id: 5151e61b26 (このIDを非表示/違反報告)
えー(プロフ) - 面白すぎて一気に見てしまいました！パスワードを教えていただければさいわいです！ (11月26日 21時) (レス) @page50 id: 9a652782c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白米 | 作成日時：2020年2月17日 22時
