開催文化祭�� ページ6
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物間という、きっとこの世で一番対応が面倒臭い男と別れ、私達はパンフレットを見つめていた。
『次どーする？』
『範太、行きたいとこないの？』
『えー...』
ぱらぱらと捲ると、『お、』という手ごたえありそうな声をあげる。
『...これ、行かね？』
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『...そういえばそうだった』
『ん？』
辺りは何処か肌寒く、そして耳に入るのは誰かの悲鳴とおどろおどろしい音楽。
真っ暗闇にも目が慣れてきて、私は持っていたポテトを口にいれながら範太を見上げた。
『お前、ホラーいけるやつだったわ』
『前にも言ったじゃん。目に見えんものは信じん』
『かっけえ』
普通科C組の心霊迷宮
ちなみに今食べているポテトはここに来るまでに買った。
全く怖がらない私達の足並みはかなり速い。
だって私達より前に入ったカップルらしき人達の後ろ姿がもう見えた
『こ、怖いッ』
『大丈夫だよ、僕がついてる』
『けんちゃん..』
いや誰けんちゃん
何処となく流れるカップルの甘い雰囲気に私は胸やけしそうになる。
颯爽とそのカップルを追い越し、もうそろそろ出口かな、と思った時
『わ！』
『うわ！！！』
天井から人影が現れて、思わず傍にいた範太の腕を掴む。
彼も驚いたようだが、きっと声が出なかったのだろう。
って...
『...心操くん？』
見覚えのある彼は、体育祭でいずくんと凄い勝負をしていた人
まぁ、私が一方的に知ってるだけだから、心操くんは首を傾げた。
『俺の事知ってるのか？』
『あー...うん。体育祭で見て』
『緑谷と闘ってたろ。...あ、俺らA組』
ああ、というように納得したような顔をする。
彼が本当はヒーロー科志望だったということは風の噂で聞いた。
私達ともあまり話したくないのかもしれないが、こうやってきちんと話を聞いてくれるところを見ると、やはりいい人なんだろうと思う。
『...まぁ、今は普通科だけどな』
『来年は、ヒーロー科にあがれるよう、頑張ってる』
そんな彼の言葉に思わず口を開けた。
暗闇だったけど、心操くんが笑っているように見えて、私達も顔を見合して笑った。
『待ってる！！』
『一緒のクラスになれるといいな』
そういうと、心操くんは嬉しそうに頷いた。
そして、『まぁ、お前らも仲良くな』といって天井裏に消えていく。
......ん？
『...なんか勘違いされた？』
『...だな』
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出水紫苑 - 爆豪ぉぉぉぉおぉおぉぉお！！！ (2023年2月22日 16時) (
レス) @page23 id: 461bd7d92a (このIDを非表示/違反報告)
ももたろう(プロフ) - 本当に好きです.........最高すぎます(´TωT｀)心がぎゅうるんってなって（語彙力）涙なしでは見られませんでしたぁぁぁ(´；ω；｀) (2022年5月20日 22時) (レス) @page28 id: 8a120375b5 (このIDを非表示/違反報告)
隣の緑 - お、推しが、爆豪派閥が尊い！aya様、貴女は、神様ですか？ (2021年8月3日 13時) (レス) id: 01d7461e9f (このIDを非表示/違反報告)
しょう - 感動して涙出ました。 (2021年7月18日 23時) (レス) id: 427116d3c5 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - さ、最推しと付き合ってくれてありがとうございます、、。まじでこの小説好きです。出てくる人みんな好きすぎて尊いですありがとうございました。 (2021年3月9日 0時) (レス) id: fec159ffdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年4月23日 19時
