番外編＊事故とはいっても�� ページ41
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恥ずかしそうに目を伏せた。
...まつ毛長いな。場違いにもそんなことをぼんやり考える。
『...付き合い始めてから、何回か。共用スペースで鋭児郎寝てたことあったじゃん』
それを聞いて、ん？と記憶をざっと振り返る。
...ああ。
何回か共用スペースのソファで寝落ちして、それを発見したAにたたき起こされたことがある。
寝ぼけていて、あんまり覚えていないが。
『...あの時にね、...実は』
急にもじもじとしおらしくなる彼女に、漸く先程の言葉の意味が繋がって。
＿＿＿＿≪『...やっと、鋭児郎からしてくれた』≫
って、まさか
『...ごめん、寝てるとこに何回かしました』
彼女の言葉に心臓が止まりそうになる。
一瞬にして鼓動が早くなって、何だか気持ちが悪い。
恥ずかしそうに、俺から離れようとするA
『ごめんね、ほんと、...痴女みたい、無理ごめんほんと』
ぺらぺらと顔を覆いながら早口で捲し立てる彼女に「愛おしい」という気持ちが湧くのも仕方がないだろう。
...まさかとっくの昔に済ませていただなんて。誰が予想しただろうか。
『...いや、嬉しい』
ぽつりと零れた俺の発言を聞いて、顔を一気にあげたA。
その顔は真っ赤で、それがまた可愛らしい。
...嬉しいけど、嬉しいけども
『...俺からしてあげたかった、悪い』
古いとは言われても、キスなんてものは男からするもんだろ。
...それを女のAから。
俺の彼女はなんて男前なんだ。尊敬してしまいそうになる。
しゅんと俯いていると、Aがくすくす笑って俺を撫でた。
『...いいよ。だからこれからは鋭児郎からしてね』
『...ンなこと言われたら我慢できねーんだけど』
ぎゅっと握られた手を見つめる。そのアーモンドみたいな丸い瞳が俺を見つめた。
『...我慢しないでよ』
...どうやら、俺の彼女は何枚も何枚も上手で男前の様だ。
嬉しそうに微笑むAと目が合って。ぎゅんとなった胸の音を誤魔化すように、もう一度彼女にキスをした。
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出水紫苑 - 爆豪ぉぉぉぉおぉおぉぉお！！！ (2023年2月22日 16時) (
レス) @page23 id: 461bd7d92a (このIDを非表示/違反報告)
ももたろう(プロフ) - 本当に好きです.........最高すぎます(´TωT｀)心がぎゅうるんってなって（語彙力）涙なしでは見られませんでしたぁぁぁ(´；ω；｀) (2022年5月20日 22時) (レス) @page28 id: 8a120375b5 (このIDを非表示/違反報告)
隣の緑 - お、推しが、爆豪派閥が尊い！aya様、貴女は、神様ですか？ (2021年8月3日 13時) (レス) id: 01d7461e9f (このIDを非表示/違反報告)
しょう - 感動して涙出ました。 (2021年7月18日 23時) (レス) id: 427116d3c5 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - さ、最推しと付き合ってくれてありがとうございます、、。まじでこの小説好きです。出てくる人みんな好きすぎて尊いですありがとうございました。 (2021年3月9日 0時) (レス) id: fec159ffdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年4月23日 19時
