番外編＊担任が推しに変わった瞬間�� ページ32
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『ああああ相澤先生が今日も尊い...』
そう呟くAの視線の先には、草臥れた担任の姿。
小汚い、とリポーターに言わしめる程の男だが、その戦闘能力と咄嗟の冷静な判断、なんやかんやで生徒想いなところ。
俺自身尊敬しているところは沢山あるし、何より相澤先生に助けられたことも1度や2度ではない。
...だが、そこまでだろうか。
そんなに、好き好きいうほどのことか?
『...お前ってさ、何でそんなに相澤先生のこと好きなんだ?』
そんな問いかけに「え?」と俺を振り返る。
『なに、鋭児郎。嫉妬?』
『は!?ッそんなんじゃねぇよ!』
『ほんとに〜?』
ニヤニヤ笑っては俺を伺う彼女に、片手で髪を掻き目線を外した。
...別にそんなんじゃねーし。
そんな俺を見てはくすくす笑って。
ようやく笑い終えたかと思えば、彼女は徐に宙を仰ぐ。
『...うーん、最初はそんなにだったんだけど』
何かを思い出し、惜しむような顔をしながら、Aはぽつりぽつりと話し出した。
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『...花咲、お前今日どうした』
4月、下旬。
そんな言葉に振り返る。
そこにいたのは、出会って間もない、担任の相澤消太先生。
普段通りの黒ずくめの格好で、気だるげに私を見つめた。
『え、っと...』
咄嗟に笑顔を作る。
『...何がですか?』
はぁと溜息を一つ付き、さっきよりも一歩、二歩と此方に近づいてきた先生にたじろいで息を飲む。
きょろきょろと目線を外して、どうにか彼を目線に入れないように。
『...今日の演習訓練も、授業も上の空だったろうが』
『非常に不合理。時間は有限だ、ヒーローを目指す者が普段の授業一つ満足に受けられなくてどうする。』
彼の言葉に、はっとして。
そして俯いた。
確かに、私の今日の出来は酷いものだった。
授業中はぼーっとして当てられていることにも気が付かない
演習訓練では私の判断ミスで相手に迷惑かけて。
『...すいません』
ぽつりと呟いて、またしても黙る私を見て、先生はため息を再びついた。
『...お前、ちょっとそこに座れ』
『え?』
『いいから』
持っていた、鞄を机に置いて、椅子に腰かける。
するとあろうことか、相澤先生もまた、私の前の椅子に腰かけた。
ぱちぱちと瞬きを繰り返して、彼の顔を見つめると、「こういうのはキャラじゃないんだが」と髪の毛を掻いた。
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出水紫苑 - 爆豪ぉぉぉぉおぉおぉぉお！！！ (2023年2月22日 16時) (
レス) @page23 id: 461bd7d92a (このIDを非表示/違反報告)
ももたろう(プロフ) - 本当に好きです.........最高すぎます(´TωT｀)心がぎゅうるんってなって（語彙力）涙なしでは見られませんでしたぁぁぁ(´；ω；｀) (2022年5月20日 22時) (レス) @page28 id: 8a120375b5 (このIDを非表示/違反報告)
隣の緑 - お、推しが、爆豪派閥が尊い！aya様、貴女は、神様ですか？ (2021年8月3日 13時) (レス) id: 01d7461e9f (このIDを非表示/違反報告)
しょう - 感動して涙出ました。 (2021年7月18日 23時) (レス) id: 427116d3c5 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - さ、最推しと付き合ってくれてありがとうございます、、。まじでこの小説好きです。出てくる人みんな好きすぎて尊いですありがとうございました。 (2021年3月9日 0時) (レス) id: fec159ffdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年4月23日 19時
