文化祭�� ページ33
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『いや！！僕もさっき、なんとなくそうかなーって思ったくらいだから！！』
『そんな、なんとなくでわかるもんなの...』
がたっと肩を落とした私にいずくんが慌てたようにフォローする。
『大丈夫！！誰にも言わないし、応援してるよ！！』
『...お願いします......』
≪『...花咲さん、もしかして...のこと好き、だったりする？』≫
先程いずくんに言われた言葉がぐあんぐあんと思考を揺らした。
まさかこんなところで、誰よりもはやく好きな人がばれるとは思わなかった。
いずくんの観察眼をなめていた、いっつも凄いもんなぁ...
はぁとため息をつくが、こんなことで落ち込んでいても仕方がない。
すっと立ち上がると、いずくんに向かって言った
『...練習しよっか』
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『...な、なんで！？』
Aの声が響き渡ると、ピタリと動作を止めて、その声の主に視線を向けた。
顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに頬に手を置いているのは、勿論Aで、そのAと話しているのは緑谷だった。
慌てたように両手をぶんぶんと振り、緑谷が何やら必死にAに話しかける。
先程のように、彼奴の声は聞こえない、きっと意識的に声の大きさを下げたんだろう。
見えるのは彼奴等が仲良さそうに肩を並べている姿だけで、俺はそれをぼーっと見つめてしまう。
『...おい切島、ここなんだが』
はっと、意識を取り戻す。
顔をもとの位置に戻して、視線をやると、轟が不思議そうな顔をしてこちらを伺っていた。
『...聞いてたか？』
『あー、わり、もう一回頼む』
轟は頷くと、プリント片手に二度目の説明を始めた。
聞いてなかったのが申し訳なくて、俺は先程見た光景を頭の隅に追いやるように切り替える。
数分にもわたる熱弁を聞き、俺は頷いた。
『ああ、いいと思う、それでいこう』
『分かった、ありがとな』
轟がふわりと笑う。
そういえば、Aも轟はイケメンだとかどうとか言ってたっけ。
轟との話が終わると必然的に考えるものが無くなるから、ついさっき隅に追いやったものが再び俺の頭を支配する。
緑谷とA、あんな仲良かったっけ
もしかして......
とそこまで考えては、嫌な思考を振り切るように頭をぶんぶんと振った。
...改めて、瀬呂が言っていたことを痛いほど理解する。
覚悟は決めたはずなのに。
まだ、俺は迷っている。
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no name(プロフ) - 私、気づいてしまったんです…。私は最終章（？）を一番に読んでしまったんです…！笑それに気づいて1と2も読ませていただきました！爆豪派閥に入りたすぎて、このお話が本当にあったらなぁ…とずっと思ってました笑とにかく面白くてキュンキュンする作品をありがとう！ (2021年9月27日 0時) (
レス) @page36 id: b6b1793042 (このIDを非表示/違反報告)
前歯 - え、天才ですか？きゅんきゅんが止まらないよーー！ (2021年8月26日 17時) (レス) id: 2516f56512 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - (・ー・)さん» 瀬呂くんの沼に入ると抜け出せませんよねわかりますうう！！！ほんとですか！！そう言ってもらえると頑張れます！！本当にいつもコメントありがとうございます！！！ (2020年4月23日 20時) (レス) id: cf80925120 (このIDを非表示/違反報告)
(・ー・) - 更新ありがとうございます！ 瀬呂君好き！かっこよすぎる！ これからどうなっていくのかとても楽しみです！ 私はこの5人が推しなのでオチが誰になろうと嬉しいです♪ 明日の更新も楽しみにしています*^^* (2020年4月23日 15時) (レス) id: bfc3f52eee (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - (・ー・)さん» 誰が好きなんですかね(笑)皆さんの納得いくような結果じゃないかもですが、頑張ります！！本編完結次第、リクエスト書かせていただきますありがとうございます！！！ (2020年4月22日 22時) (レス) id: cf80925120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年4月7日 21時
