いたずら�� ページ28
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長い沈黙が続く。
それに耐えきれなくなった私は思わず口を開いてしまった。
『……あ、あの、爆豪く』
『喋んな殺すぞ』
『はい』
彼が一体何をしたいのか全く理解出来なかったが、私は再び悟りを開く。
……もしかしたらこのまま顔を握りつぶされるのかも。
そうでないならば、このまま顔を爆破させられるのかも。
そんな物騒な想像がリアルタイムで頭の中をひゅんひゅんと飛び交う
私がそんなことを考えているとも知らず、かっちゃんは突然優しく私の頬を撫でた。
『……ｯ』
それが擽ったくて私は思わず身を捩った。
かっちゃんは『動くな』と小声で呟く。
その呟きに従って、私は擽ったいのになんとか耐えようと必死に拳を太股のところに置いた。
ギュッ、っと爪がくい込むくらいに握りしめる。
『……ｯは、なんて顔してやがる』
かっちゃんは面白そうに口角をあげた。
きっとかなりだらしない顔をしているのだろう、
元々敏感な方で背中やら脇腹やらを触られるのにも滅法弱い。
それは顔も同じことだ。
擽ったいのを我慢するのもかなりきつい状態で、
顔に熱が集中しているのは何となく感じていた。
かっちゃんの顔がゆっくりと、近づいてくる。
え。
顔と顔の距離は今現在約8cm、そんな状態にも関わらず、彼は顔を近付けるのをやめようとしない。
困惑する頭でこれから何をされるのか、何となく感じ取ってしまった私は、徐に彼の目を見つめることしか出来ない。
彼との距離が5cm、4cm、3cm……
そして、先程のようにそれが0になろうとした瞬間だった。
『……馬鹿かよ』
かっちゃんはいきなりそう呟くと、私と距離をとった。
『え』と口を阿呆みたいに開けた私を他所に彼はすっとソファから立ち上がる。
『するわけねえだろ』
そして『早く寝ろや』、そう言ってスタスタと共用スペースから出ていってしまった。
そのあっという間の出来事に私の頭は未だ理解が追いついてない。
『な、んだったんだ……』
かっちゃんに先程まで触られていた頬に手をやると、まだ熱が集中していて暑かった。
……とりあえず、かっちゃんにいたずらなんてするもんじゃない。
そう思った私はへなへなとそこに座り込んでしまったのだった。
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aya(プロフ) - (・ー・)さん» あああもう嬉しいです(;_;)こんな妄想小説が1番でいいんですか！？！？！？めっちゃ嬉しいです、本当に見つけてくださってありがとうございます(;_;)(;_;) (2020年4月7日 21時) (
レス) id: 3b62513bd4 (このIDを非表示/違反報告)
(・ー・) - 更新ありがとうございます！ 今まで読んでいた夢小説の中でこの小説が一番好きなんですよ！しかもこの小説は私の推しばっかりで本当に見つけてよかったなとおもっています♪ これからも頑張ってください*^^* (2020年4月7日 20時) (レス) id: bfc3f52eee (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 羽さん» あああわかりみが深すぎます瀬呂くんに1回はまると抜け出せませんよね！？((((これからも瀬呂くんにキュンキュンして頂けたら幸いですヽ(^0^)ﾉ (2020年4月7日 17時) (レス) id: f1d7a05c02 (このIDを非表示/違反報告)
羽(プロフ) - 毎回楽しませて頂いてます！とっても面白くてキュンキュンします！！瀬呂くんがかっこよすぎてもう辛いです笑笑 (2020年4月7日 17時) (レス) id: da11f27698 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - リョンリョンさん» ええええ！？！？数あるヒロアカの神作品の中で1番ですか！？！？！？嬉しすぎて吐血しそうです((ありがとうございます泣 (2020年4月7日 17時) (レス) id: f1d7a05c02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年3月30日 15時
