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ゆりちゃんside

今日のAちゃんはかなり元気ない。

なになに?私の知らないとこでなんかあったの?

玉森くんも全然こっち来ないし。

「Aちゃん、あのさ…」

私が話しかけようとすると岬さんに突き飛ばされた。

…ちょっと、「ごめんね」くらい言えないの?

でも岬さんたちはかなりご立腹でAちゃんの机の周りを囲む。

「広瀬さん」

「…なに?」

覇気のないAちゃん。

ちょっと気になるし味方のふりして近づく。

「岬さん、どぉしたのっ?」

「あんたは黙ってて!…広瀬さんのお母さんが職員室に来てるけど」

「えっ?」

Aちゃんも知らなかったのかびっくりしてる。

「藤ヶ谷先生に娘が学校行きたがらないので相談に乗ってくださいって言ってたけど、何なの?なんでそんな特別扱いしてもらいたがるわけ?藤ヶ谷先生、迷惑そうに応接室に案内してたよ」

藤ヶ谷先生、迷惑そうになんてするかな〜。それは多分話盛ってるっぽい。

「学校来たくないなら来んなっつーの(笑)」

「それな(笑)」

下を向いちゃうAちゃん。

「やめろ」

お、ヒーロー登場(笑)

面白くなってきた♪

玉森くんが来たら若干ひるむ岬さん達。

「玉森くん…」

困惑した顔のAちゃんは今にも泣きそうで、女の子の私から見ても守ってあげたくなるような儚さだ。

ていうかいいよね、自分で自分を守らなくてよくて。こうして玉森くんが守ってくれて。

やっぱむかつく。

「特別扱いしてんのはあっちだし。Aは迷惑してんだよ」

「そうだよ!俺もそう思う!」

宮田くんが参戦してきた。

「宮田は黙ってな」

宮田くんにはビシッと言う岬さん。

「…はい」

つーか、岬さん達ヤンキーみたい。怖〜い(笑)

「女子のひがみは醜いぞ〜」

玉森くんと同じグループの男子もやってきた。

やっぱり玉森くんの影響力はすごい。

男子はほぼ全員玉森くんとAちゃんの味方みたいで、岬さん達は気に入らなさそうに離れていった。

これで更にAちゃんへの風当たりは強くなることを確信した私。

チャイムが鳴ってそれでおしまい。つまんないの。

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ayachoko(プロフ) - あずきさん» あずき様、まだ読んでいて下さって嬉しいです(T^T)実はこの後の展開にかなり迷ってます(>_<)可哀想すぎるかな、とか…(;_;)楽しみにして下さって感謝です!ありがとうございます(*^^*) (2017年4月16日 6時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - 相変わらずツッコミながら読んでます(笑)わーついに部屋に…!どうなるのでしょう。更新楽しみにしてますね♪ (2017年4月16日 0時) (レス) id: dc6b6c7204 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ayachoko | 作成日時:2017年4月10日 18時

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