溺愛ロジック 2

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「せ、先生…」

無言で私の腕を引っ張る先生。

掴まれてる手首が痛い。

コインパーキングに停めてある先生の車に押し込まれた。

怖い。

先生が運転席に座ってドアを閉めた。

玉森くんとなんて行かなきゃ良かった。

先生みたいで怖かったし。

やだっていってるのに、私の声は玉森くんに届かなかった。

「…何？言い訳でも考えてるの？」

言い訳なんて思いつかない。

「せ、先生、用事って…」

「見回りがあったから」

見回りとかあるの？そんなの知らない。

「さっきAが出てきた漫画喫茶、カップルシートあるとこだよね」

「し、知らなかったんです…」

「玉森と何してたの？」

言えない。キスされたなんて。

「答えたくない？」

そうじゃない。首を振る私。

先生の手が制服の中に入ってきた。

「やっ、やだっ」

腕を掴むけど止められない。

「どこまでされたの？」

「…っ！先生っ」

下着の上から胸を撫でられて、逃げようと足をバタつかせると片足を持ち上げられた。

「ひゃっ！」

「A、答えて」

「何にもされてないですっ」

「ほんとかな、確かめてみようか」

言い方は優しいけど、声が低くて抑揚がなくて怖い。

自分の中の限界を超えてしまい、涙が出てきた。

「ふ、っく…」

私が泣き出すと先生の動きが止まった。

許してもらえたの…？

でも相変わらず足を持ち上げられたままで、体勢がキツい。

「…玉森が悪いよな」

「え…」

「アイツのせいでこんなに泣いてるんだから」

今度は違う恐怖が襲ってきた。

心臓がうるさい。

「追い出すか。二度とAの視界にはいれないように」

「や、やめて下さい…」

「どうして？邪魔だよね、アイツ。」

「もう、絶対、絶対玉森くんとは関わらないからっ、だから…」

追い出すとかあり得ない。

「信用できないな」

「あっ、」

太股にキスをされて身体がビクついた。

どうしよう、どうしたら許してもらえるの？

「A、抱かせて？そしたら信用してあげる」

そんなの絶対無理！

「ダメです…もう帰らないと、お母さん、心配するしっ…」

「…そうだね」

うそ、良かった…安堵する私。

「じゃあ日曜日にしようか」

日曜日って水族館行く日？！

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