3年A組のプリンセス【番外編】

朝礼体操 完結 ページ44

〜〜♪

茅野(ここは指先を伸ばして。

ここは腰を下ろして。

ここは前に重心を置いて。

右、左の順番)



気づいたら曲が終わっていた。

さくらがきちんと振り付け合ってるかを

じっと見ていたら、あっという間だった。


さくらが合格してますように。


坪井「凄い…………凄いぞ茅野」



茅野「え？」



坪井「短時間だったのにも関わらず、

振りを完璧に覚え、尚且つキレまである。

このダンスのクオリティは

学年でも上位レベルだぞ」



『よかったね！さくら』



茅野「姫のお陰だよ〜ありがとう」



坪井「教え方が上手かったことも

あると思う。早乙女、

成績少し上げとくからな。

でも、今の成績は10段階で10だから

必要ないかwww」



『成績なんて上げて

もらわなくて大丈夫です。

さくらに教えたのはあくまでも私が決めた、

ボランティアのようなものなので』



坪井「相変わらずの謙遜ぶりだな。

それじゃあ、俺は帰る。

お前たちもそろそろ出ろよ」



茅野「『はーい』」

完結

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