【文豪ストレイドッグス】〇〇しないと出られない部屋に閉じ込められました。

結婚式ごっこをしないと出られない部屋【綾辻行人】 ページ17

『は？』


前なら非日常だったが、今はもうよく来る部屋。いや、其れよりツッコミたい処がある。


『何でこんなドレスなの…？』

「俺は…タキシードだ。」

『！？』


声のする方を見ると…綾辻先生。 深いキスをしたことがある相手と云うこともあり、少しの緊張が産まれた。


『あ、えっと、此処は…、、』

「結婚式ごっこをしないと出られない部屋…だ。」


綾辻先生が、其の言葉と共に渡してきたのは 台詞が書かれた紙。

困惑して綾辻先生を見ると、“やるぞ。”と、目で訴えてきていた。

恥ずかしながらも、綾辻先生の側に行く。そうすると、綾辻先生は、口を開いた。


「本日、私達は、夫婦の誓いを、交わします。」

『…こ、此れから、私達はお互いを思い、励まし合い、明るく、笑顔いっぱいの家庭を築くことを誓います。』

「未熟な二人ですが、此れからも見守って頂ければ幸いです。」



【ｶﾞﾁｬﾘ】



「はぁ… 一体、誰がこんなことを…」


呆れながらに云う綾辻先生だったが、其の頬は少し赤く染まっていた。

其のことに気付くほど、私は綾辻先生を見つめていた。


ドレスとタキシードを纏い、綺麗になった二人は其の部屋を去った。







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綾辻先生難しいいいい←

いちごだいふくさん、リクエストありがとうございました♪

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