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JW「あ、私ジウォンって言います。SM所属のグループでアイドルやってます。
実はアリスちゃんにずっと憧れていて…！」
「初めまして。有栖アヤです。」
わぁ、と目をキラキラさせるその子の笑顔を見て罪悪感がしんしんと積もっていく。
こんなに素直な子に…ネットの言葉に踊らされて、私はなんて感情を抱いていたんだろう。
JW「あ、実は私…テヒョンオッパとはかなり親しくさせてもらってて〜。最初は全然人気なくて落ち込むことが多かったんですけど…泣いてる時に声をかけてもらって。」
「え……、」
JW「テヒョンオッパに救われたんです！」
「…そう、ですか…。」
頑張って笑顔を作ってみるけれど。胸の奥がひりひりする。
私の心の変化なんてもちろん気付かないジウォンさんは笑顔で話を続ける。
JW「アリスちゃん、テヒョンオッパにたくさん愛されてるって噂ですよ〜。
いいなぁ、羨ましい。」
「…。」
ジウォンさんの表情が僅かに変わった気がする。
目の奥が少し…怖い。笑ってないような、そんな気がして。
JW「アリスちゃんと替われたら良いのに。」
「…っ、」
言葉を失う。
何も返事をできなくて、笑うジウォンさんの前に立ち尽くしていた。
BH「アヤ。」
背中側からベッキョンさんの声がして。
ふっと体の力が抜けていくのが分かった。
崩れ落ちないように必死に踏ん張るけれど、少しでも誰かとぶつかってしまえば倒れこんでしまいそうだった。
彼らの足音がゆっくりと近づいてくる。
KS「ジウォン。君のメンバーが探してたよ。」
JW「そろそろ行きますね。憧れのアリスちゃんに会って嬉しくて。
もうアリスちゃんがこの場所に来ることなんてないと思ってたから。」
CY「…それ、どういう意味？」
JW「別にそのままの意味ですよ。では私はこれで失礼します！」
「…はい。」
パタパタとこの場から去って行くジウォンさん。
大丈夫？とEXOさんに顔を覗き込まれて思わず目を逸らした。
「…あの、ちょっと…失礼します。」
BH「アヤっ…！」
溢れ出しそうな感情に何とか蓋をしてトイレに駆け込む。
こんな気持ち、誰にも知られたくない。
テヒョンオッパと付き合えて、結婚までできて、子どももいて。
いつも真っすぐに愛してくれるそれだけで十分だったのに。
そばにいるだけで、幸せだったのに。
──独り占めしたい。
こんな醜い感情、消したい。
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あやテテ(プロフ) - viviさん» 毎度嬉しいお言葉ありがとうございます！あとがきまで気にしてくださってありがとうございます。読み返してくださったんですね、大変嬉しいですっ！きっとこの先もこの物語の中で二人は幸せな日々を過ごしていくと思います。こちらこそ本当にありがとうございました！ (2021年12月19日 10時) (
レス) id: df40273254 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - まおさん» まお様こんにちは！お兄さんとの出会いのリクエストありがとうございました！作者の思うテヒョンさんらしさがしっかり伝わっていたなら幸いです。まお様からのお言葉、いつも嬉しかったです！長い間ありがとうございました！また機会があればよろしくお願いします。 (2021年12月19日 9時) (レス) id: df40273254 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - murasaki5027さん» わわっ、一番好きだなんて本当に嬉しいです涙。リクエストどんどん受け付けていますのでいつでも仰ってくださいね！本当にありがとうございました。 (2021年12月19日 9時) (レス) id: df40273254 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - かのんさん» かのん様こんにちは。時間が飛び飛びになってしまいましたが本編で書けなかった部分を楽しんでもらえたようで嬉しいです！エンドレスループは冗談で言いましたが実際に読んでくださる方がいらしたら本当に嬉しい限りです笑いつもありがとうございます！ (2021年12月19日 9時) (レス) id: df40273254 (このIDを非表示/違反報告)
vivi(プロフ) - お疲れ様です！お話そしてあとがきを読む度に、作者様の設定の細かさや作品に込められた想いを実感します。最終話 完読後『僕の世界のアリスちゃん』を思わず読み返しました。この先も変わらず2人が幸せであることを願います。素敵な世界をありがとうございました、！ (2021年12月18日 6時) (レス) @page50 id: fe1e54d5e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年11月24日 1時
