とある術師はヨコハマで( 2 )【呪術廻戦】【文スト】

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そう、私達は嵌められたのだ

元々勝つ方法など与えられていない。
鍵はルーシーさんの元へ行き、悪役のように笑っている


随分と癪に障る鍵だな



＿＿＿＿思わず術式を発動してしまいたくなる衝動を抑え、話を聞く


一般人には術式の使用を禁じられているからね。
それを破る訳には行かない



「どうしたの？
お遊戯はこれからが本番よ！」


「貴方は鬼遊の天才みたいだけど＿＿


この状態で何分心が保つかしら？」




鬼遊を再開したアンは敦くんを追いかける。



絶望したような表情を見せている敦くんは、黒い扉に向かって走っていた。

敦くんの事だ、太宰さんなら。とか、僕が居る資格は無かったんだ。とか考えているんだろう。バカバカしい


……ま、町医者(仮)さんが云ってくれるようだからいいか




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町医者(仮)さんとお話を終えた敦くんは、何かを決意したような、主人公のような目をしていた。


あのヘタレ敦くんをあそこまでにする首領さんは凄いな

やはり、首領の名は伊達じゃないようだ







＿＿＿＿＿そう安心していたのもつかの間





下から、そして上からも現れたアンに捕まってしまった敦くん。

そのまま白い扉へと吸い込まれてしまった





「はい！おしまーい★」



「それで、おじさま方はどうするの？


おじさまの言葉のおかげで虎の彼に逃げられずにすんだわ！だから感謝の印に見逃してあげてもいいわよ！

そこの女の子も！お友達が危険な中、何もしてくれなかったおかげで虎に逃げられずに済んだの！おじさまと同様に見逃してあげてもいいわ！

どうせ捕まえる指示のないこきたない中年と素性の知らない女の子2人見逃したって、フィッツジェラルドさんは怒ったりしないもの！

それとも＿＿＿＿」




「おじさまと女の子が、捕まった時の絶望した顔を見てみようかしら！！」

















「試すかね？」 / 『試してみますか？』






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