転校生は知っている～彼らの子供たち～ (ページ7)

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なんでかなside和彩ページ7

少し話していると和貴たちも合流してきた

和菜「ごめん、遅れた〜！和貴が告られてて」

その時偶然みてしまった

上杉の悲しそうな、びっくりした顔を

......え？そういうことだったりしますか？

え？上杉が和貴を？

.......マジか(困惑)

まぁ.....うん、違ったらあれだしなんも言わないでおこ

和彩side

翼彩たちと帰り道ポアロに寄り、和貴たちの部活が終わるのを待つ

ｶﾗﾝｺﾛﾝ

ドアが開いて入ってきたのは3つ子

一番最初に堂々と入ってきた和貴

...最近和貴がよく目に入る

うるさいし目立つからかな

なんでかな？

そんなことを考えていると和菜が
「ごめん、遅れた〜！和貴が告られてて」

....和貴が？

告白されるのはだいたい和穂だった

和貴が告白されるのが驚いたと同時に少し悲しく思えた

何か胸は奥にモヤモヤが詰まっているようなかんじ

「なあなあ、和彩！俺告られたんだぜ！すごくねぇ？」

私のグチャグチャした思考をぶった切るように和貴の声がした

和彩「...うん、すごいんじゃない？」

いつもこうだ

なぜか冷たい反応をしてしまう

お父さんに似てるってよく言われるんだよね

和貴「だろ〜？やっとみんなが俺の良さに気づき始めたか？」

和彩「またすぐ調子乗る」

翼彩「言ってやるなよw父さんも母さんも若武さんが落ち込むとめんどくさいって言ってたし、そっくりな和貴もそうなんじゃね？w」

和穂「うん、そのとおり」

和貴「なんだよ、みんなしてー！」

和彩「....まあそれが和貴のいいとこ」

そういうと顔がキラッパァァ！ってなる

簡単に言うと顔が輝く

和貴が喜んでると少し嬉しくなる

和貴が悲しんでると少し焦る

和貴が笑ってると自然に笑える

少しモヤっとすることもある

この気持ちの答えはまだわからないけど

きっと悪いものではないと思う