大魔王からの着信 ページ10
そんな光景を微笑ましく見ていると、携帯が震える感覚がしてこっそり見ると
『大魔王』
の文字がみえる。
「ちょ、ちょっとお手洗い行ってきます！」
私は席から立ち上がると急いでトイレに向かった。
鳴り止まないうちに出なきゃ！
トイレの個室に入ると慌てるように着信ボタンを押す。
ルイ「出るの遅いんだけど。」
こんなに急いだのに第一声から文句を言われた。
「だって、周りにみんないたんだもん。これでも急いできたのに！」
ルイ「みんな？ああEXOか。別にいいだろ、電話だし。」
「ダメだよ。つい、ルイって名前を言っちゃいそうだし。それでもなくても久々にお酒飲んで思考が下がってるのに…。」
ルイ「は？今仕事中じゃないの？酒ってどういう事だよ。」
「いや、仕事って訳じゃないけど…。」
私からしたらもはや仕事みたいなものだが。
ルイ「仕事終わってもメンバーと遊んでんの？しかも飲みに？」
「遊んでる訳ではないよ…。なんか私の歓迎会を開いてくれて…。」
ルイ「あいつら明日も仕事じゃないの？お前のせいで二日酔いとかなったらどうすんだよ。ゴリラ。」
「明日は昼からだし、私だって休んだほうがいいってちゃんと言ったよ！」
ルイの言ってる事もわかるが、いちいち文句を言われると腹が立ち自然と声が大きくなる。
ルイ「うるさい！でかい声出すなよ！耳が痛いだろ！」
と言ったルイの声のほうが何倍もデカイ気がするけど…。
ルイ「お前みたいなやつのために歓迎会とかしてくれるってみんな優しいな。」
嫌味のようにというか、嫌味全開で言ってくる。
「てか、用事あったんじゃないの？」
ルイ「まあね。俺の部屋の机の左側の引き出しにノートが３冊くらい入ってるから全部持ってきて。」
「え？どこに？」
ルイ「どこにって事務所だろ。」
「なんでよ！ルイが自分で取りにくればいいでしょ？」
ルイ「は？俺は忙しいの！…まあ、取り行くついでに実家でゆっくりしてくのも悪くないか。朝はお前に送って行かせればいいしな。」
そう言われ、私は頭をフル回転させた。
ルイが家に取りにくる。
＝家でゆっくりされる。
朝送れってことは泊まる気満々だ。
ゆっくりできるのはルイだけで、私は一晩中こき使われる。
それなら事務所だった渡したら終わり。
周りの目もあるし、一瞬だ。
「やっぱり私が持っていきます。」
ルイ「うん、最初からそう言えよ。」
そう言われルイに私の思考を操られている事に気づく。
くそー！！
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L･Y - ーー続きですーー 本当に面白いです！何だかんだでルイ君のこと心配してるし､ルイ君も訳ありっぽいし､これからどうなっていくのかとても気になります!(特にルハン.カイ.ルイ)続きを楽しみに待っています!!頑張ってください!!! (2018年10月9日 1時) (
レス) id: 4655e141c9 (このIDを非表示/違反報告)
L･Y - 今日初めていっき読みしました｡今までにもマネージャーをやる小説はたくさん見てきましたが､アイドルと双子でしかも意地悪なお兄ちゃんのお話は初めて見ました！長いのでもうひとつ書きます！ (2018年10月9日 1時) (レス) id: 4655e141c9 (このIDを非表示/違反報告)
シン - とても面白くて、一気に読んでしまいました。更新楽しみにしています。頑張ってください。 (2018年3月11日 23時) (レス) id: 499e909fd4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し24407号(プロフ) - 一気に読ませていただきました。続きが気になります。更新楽しみに待ってます！ (2017年11月22日 3時) (レス) id: 6ceee168e8 (このIDを非表示/違反報告)
のの - ワクワクしてどんどん読んでしまいました！ルイ最高です♪続きが楽しみです！！ (2017年10月11日 19時) (レス) id: f0531c9794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sawa | 作成日時：2015年3月17日 15時
