誰か彼女の攻略法教えて【約束のネバーランド】

思い【ソンジュ・ムジカ】 ページ42

＊Aさんは他のプラントの脱走者です




やっと…やっと出れた…




あの忌々しい農園から、出ることが出来た




みんなの意志をついで、私は生きて行かなくてはいけない




「この農園を終わらせよう、世界を変えよう」




そう誓った仲間は、みんな出荷されてしまった




絶対に許さない、鬼も、ママも




みんなを守りきれなかった自分自身も




でも不思議なことが1つある、私が脱走を始める前に、警報がなった事




私の他に脱走者がいる？




私がロープを回収している時、目が合った




まだ農園の壁にいる、私と同じ位の歳の女の子




待って、一体何人で脱走しようとしているの？




…15…？




ふざけてる、あんな人数でどうやって…




身長が高めの男の子がこっち側の木にロープを絡ませる




私と同じ方法だ、やっぱり同じ脱走者




どうする？仲間だ、協力する？




私はサッとロープをしまって森に入る




いいや、あんな人数と共にしていたら、直ぐに見つかってしまう




私は生きなければならないのだから




＊




その後、ソンジュとムジカに出会った




この世界の事も聞いた




『ねぇ、ソンジュ、どうして私を助けたの』




ソンジュ「だから気まぐれだって言ってるだろ」




ソンジュは私の頭を乱暴に撫でる




『ソンジュはさ、宗教だか何だか言ってたけど、食べたことあるんでしょ、人間。今でも食べたいと思ってるんでしょ』




ソンジュ「だとしたら何だ、食われてぇのか？」




ソンジュはグッと私に顔を近づける




『その反応はビンゴだね』




ソンジュ「ちっ、頭のいいガキは嫌いだ」




『本当の狙いは何？私をどうしようとしているの？』




ソンジュは私を見つめた




ムジカ「約束を壊す？」




ムジカが私に抱きつき、ソンジュにそう言った




ソンジュ「そうだ、お前が約束を壊せば俺はまた人間を食べられる、だからお前を助けた」




たとえ利用されていても構わない、私は世界を変える、その為に、生きる




ソンジュはニカッと笑ってまた私の頭を撫でる




ソンジュ「だから生き残れ、生き残って俺の為に約束を壊せ」




私はソンジュとムジカに平原まで送ってもらった




「7つの壁を探して」




ムジカが言っていたあの言葉、それとこのペンダント




私はいろんな人の思いを継いでいる




さぁ、行こう




＊



＊



＊




W(ウィリアム)・ミネルヴァさんの元へ




＊＊

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