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神社に戻るとおじさんたちに混ざった3人が汗を流して一生懸命に手伝っていた。
エ「やべー、このままだと俺らただのサボりだ。」
自分からサボりを提案したくせに、私の方をちらりと見るエイジくんは、神社に着くなりテキパキと動き始めた。
ずるい。
と思いながらも、私もエイジくんの後ろに続いて大人達の指示に従った。
頼まれたのは、夕方から始まる祭りに備えて屋台を準備するのと、夕方からの屋台の運営だった。
私たちが頼まれたのはかき氷屋さんだった。
用意された色とりどりのシロップに、子供心が躍った。
私とエイジくんはたわいもない話をしながら簡易的な屋台を神社の前に組み立てた。
祭りまであと1時間。
そこら辺には1年に1度の大きなイベントを心待ちにする少年少女がちらほらと見えた。
数年前の私を見てるみたいで微笑ましかった。
エ「よし、完成!」
力仕事はエイジくんが率先して引き受けてくれたおかげで私はあまり大したことはしていないけど、エイジくんはふーっと息を吐いて、私におつかれと言ってくれた。
要領のいいエイジくんが屋台をほぼ組み立てたため、予定よりも早く準備が出来た。
青地の垂れ幕にピンクの文字で書いてある「かき氷」の文字が、いかにも祭りらしくて胸がワクワクした。
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サクラ(プロフ) - シロさん» どういたしまして!作者さんにも生活があるので焦らずゆっくりで大丈夫ですよ!新生活色々とお疲れ様です! (2019年4月17日 22時) (レス) id: 55e0709259 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - サクラさん» わーんありがとうございます(;_;)新生活が始まって想像以上にバタバタしているため更新遅れがちですが、今後もよろしくお願い致します。頑張ります! (2019年4月10日 23時) (レス) id: ca73ee35df (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます!!次の展開楽しみですー!頑張ってください!応援してますー! (2019年4月6日 21時) (レス) id: 55e0709259 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - ありすさん» 大好きだなんて超絶嬉しいです(;_;)更新頑張りますので、これからもよろしくお願い致します! (2019年3月22日 21時) (レス) id: f7c21e5b1c (このIDを非表示/違反報告)
ありす - このお話大好きです!お忙しいと思いますが応援してます! (2019年3月22日 19時) (レス) id: e597eae0d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロ | 作成日時:2019年3月11日 22時