バレー部の愛が重くて困ってます。4【ハイキュー】

Page194 ページ44

｢遅かったな｣







体育館の前まで着くと牛若くんはジャージを取りにどっか行ってしまう。







少し時間が経った後に飛雄と翔陽も来て3人で体育館の中を覗いていると戻ってきた牛若くんにそう声をかけられた。







影山｢俺は烏野高校の影山です！偵察してもいいですか｣





飛雄が牛若くんの元へ走りながら言うと牛若くんは見向きもせず｢北川第一か｣といった。






影山｢！……はい。ここ受けて落ちました｣





その言葉に牛若くんが間髪を入れず''だろうな、''と言った






牛若｢中学のお前の試合を見た覚えがある｣





そこまで言ってこっちを見る牛若くん。





牛若｢エースに尽くせないセッターはうちに入らない｣





その言葉にムスッとする飛雄だが、翔陽がクスッと笑った。





影山｢笑うなぼけ！｣






日向｢でもそれだと大王様もだよな。県内最強セッターなのにな｣





影山｢及川さんは今関係ねえだろ｣






飛雄はそう言ったが牛若くんはその話題に食いついた。






牛島｢及川。やつは優秀な選手だ。うちへ来るべきだった｣





影山｢及川さんならあなたに尽くすってことですか｣





牛島｢及川はどこであろうとそのチームの最大値を引き出すセッターだ。チームの最大値が低ければそれまで。高ければ高いだけ引き出す。それがやつの脳力だ｣






牛若さんの言葉に顔が険しくなる翔陽。





気にせず牛若さんは言葉を続けた。

Page195→←Page193

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す