Lv.40_使い魔獲得 ページ41
「だ、大丈夫だから、大丈夫だからね!使い魔は主人に歯向かえないし、こんなかっこいい使い魔はなかなかいないよ……!」
『そういう問題じゃなぃぃぃいい泣』
「ほら、大丈夫だから」と、下ろそうとしてくるシチロウさんの首にぎゅっと腕をまきつけて傍を離れることを拒否る。
するとシチロウさんは「わ、わわわわかったから!!離してくれるかい!?!!」と慌て始めた。
どうやら胸を顔に押し付けるような体制になってしまったらしい。
でも気にする余裕もなくて離せずに居ると化け物が怒り始めた。
『なんで怒ってるのぉおおお泣』
「ぐ''ぁ'''あ''ぁ''ぁ''!!!(僕の孫がお嫁に行くのはまだはやーい!!!!!)」
「(あ、僕殺される)Aちゃん、いいからぼくから離れて!?」
『嫌だああああああ!!』
「な、なんだあれ!」
「おいやべえぞ!!」
「キャッー!!!!」
ソレが翼を動かした瞬間辺りの木々の葉が全て飛ばされ、飛ぶために勢いよく翼を振り下げると木が根元から飛ばされ、他の生徒たちも飛ばされてしまった。
幸い私はシチロウさんに掴まっていて、シチロウさんも飛ばされていなかったため何も無かったし、
他の生徒も自分の羽があるため、大事にならずに済んだ。
ただ、その化け物の動きは止まらず、こちらに突進してくる。
あまりの怖さに目も瞑れずに居るとドゴーンという大きな音と共にソレに雷のようなものが直撃した。
チリチリチリと小さくなっていく。
ポトッと何かが床に落ちて、覗いてみると、2頭身のサリバン様が焦げて倒れていた。
まさかさっきのって...
使い魔の姿になったサリバン様...!?
……
……
……
「おじいちゃんにあんなことするなんて酷いッ!」
『すみません、すみません、本当にすみません』
ぷりぷり怒るサリバン様に何度も土下座をする。
「僕、とっっっても傷ついたんだからっ!!」
『本当に申し訳ございませんでした』
ぷいっとそっぽ向くサリバン様。
「にしても……」
『はい…』
「さすが僕の孫だよね〜!!まさか僕を召喚しちゃうなんてっ!」
『え』
ご機嫌そうにサリバン様がいった。
顔を見ると満面の笑みで何故か喜んでいた。
とりあえず怒ってないようで良かったと思った。
鈴木A、まさかの理事長であり、魔王候補であるサリバン様を使い魔にしてしまいました。
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ユノン - ほかほかごはんさん» オチはダリ先生がいいです! (2023年1月30日 12時) (レス) @page42 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ユノンさん» ユノンさんコメントありがとうございます。更新いたしましたのでお手隙の際に是非読んでいたたけるとうれしいです😌 (2023年1月27日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる! (2023年1月27日 8時) (レス) @page19 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ルーミアさん» ルーミアさんコメントありがとうございます✊参考にさせていただきます!ありがとうございます😌 (2023年1月25日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - もち明太子チーズさん» もち明太子チーズさんコメントありがとうございます☺️それは大変ですね…🙄できるだけ更新させていただきます…! (2023年1月25日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年1月21日 19時