Lv.27_ドS ページ28
『……変なこと言ってごめんなさい』
どうしようやらかしたかも。
死にたい。
そう思ったのも束の間、サリバン様が「デビわかる〜〜〜!!!!」ととても高いテンションで共感してくれたため心が救われた。
「Aちゃんならわかってくれると思ったよイルマくんの可愛さッ!!!!ほら見てみて〜赤くなってるイルマくんもか・わ・い・い♡」
カシャカシャと写真を撮るサリバン様。
隣を見てみると真っ赤に顔を染めたイルマくんが居た。
『か、かわいい……』
「だよねだよね!!!」
「(何だこの状況恥ずかしすぎる……ッ!!)」
真っ赤になっているイルマ君が可愛くて眺めているとサリバン様の横で立っていたオペラさんが移動してきた。
『……?オペラさん?どうしたんですか?』
「Aちゃんもかわいいですよ」
顔を近づけてきたかと思えば耳元で囁くオペラさん。
『っ!?!?』
昨日から思ってたけどこの悪魔Sだ。
耳を押えて睨みつけると少し微笑んでサリバン様の隣に戻っていった。
「Aちゃんも顔真っ赤じゃ〜〜ん!?二人とも可愛い〜♡孫ふたりのツーショ撮っちゃおっ」
「サリバン様。良ければこちらのカメラをお使い下さい」
『……っっっっお食事が冷めちゃいますよ……!!!』
「ぼぼぼぼ、ぼくお腹すきました!!」
ふたりが勇気を出して話を逸らすまで撮影会は続いた。
...
...
...
「二人とも遠慮しないでたくさ〜ん食べてね。育ち盛りなんだから」
「はい!」
『ありがとうございます』
いただきます、とイルマくんと2人でご飯を食べる。
サリバン様とオペラさんは食べないのか、と聞くと気にしないで、と言われてしまった。
パクパクと食べ進めるイルマくん。
自分が大食いな自覚はあったけどまさか自分以上に沢山食べる人がいるなんて初めてで何故か感動した。
『(あ、どれも美味しいけどこれめっちゃ美味しい)』
「(ん〜っ美味しい!!食べられるうちに食べなきゃ!)」
「魔茶ですが」
「あ!ありがとうございます」
『ごめんなさい、私は大丈夫です。せっかく持ってきてくれたのにごめんなさい』
「おや、魔茶は苦手ですか?」
『苦いものが苦手で…い、イルマくんは平気なんだね』
せっかくなので仲良くなろうと話しかけてみる。
まさか話しかけられるとは思わなかったのかイルマくんは魔茶を吹き出してしまった。
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ユノン - ほかほかごはんさん» オチはダリ先生がいいです! (2023年1月30日 12時) (レス) @page42 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ユノンさん» ユノンさんコメントありがとうございます。更新いたしましたのでお手隙の際に是非読んでいたたけるとうれしいです😌 (2023年1月27日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる! (2023年1月27日 8時) (レス) @page19 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ルーミアさん» ルーミアさんコメントありがとうございます✊参考にさせていただきます!ありがとうございます😌 (2023年1月25日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - もち明太子チーズさん» もち明太子チーズさんコメントありがとうございます☺️それは大変ですね…🙄できるだけ更新させていただきます…! (2023年1月25日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年1月21日 19時