Lv.57＿クララちゃん ページ7
｢な、なんで？すきなものぜんぶだす！だから私とまた遊ん｢い、いらない｣....｣
それでも物を出そうとするクララちゃんにイルマくんがそう言った。
何を勘違いしたのかクララちゃんは｢このお菓子はね...｣とあわてて色んなものを勧め出す。
そういう扱いしかされていなかったから物を拒まれるともう遊ばれないと思ったのだろうか。
心が痛む音がした。
｢ごめん、受け取れない。クララ、僕...｣
イルマくんがそこまで言うとクララちゃんは泣き出してしまった。
｢まただ、いつもそう...っ！！飽きられてもうあそんでもらえない、っ！！！｣
｢え、っ！？ちが、そうじゃなくて！｣
｢いらないって言った！！Aもさっき助けてくれたけどホントはもう飽きたんでしょっ、！｣
『み、みてたの？』
｢見てたもん！！A私と同じことできるから、っ私と遊ばなくてもいいんでしょ！！｣
『違う...！！』
｢話を聞いて！｣
｢じゃ、っだめじゃん！！私ね、馬鹿だからね、遊んでもらうにはなにかあげなきゃだめなんだもん...っ！！迷惑料なの...っ！！！｣
わんわんと泣き続けるクララちゃん。
……この子は私が守らなきゃ。
私はギュッと強く抱き締めた。
『そんな事言わないで。クララちゃんは迷惑なんかかけてない。自分を悪く言わないで』
あなたはとても素敵なんだから。
クララちゃんを離すとイルマくんがクララちゃんの手を握った。
｢そんなもの、無くったって僕は君と一緒に遊びたいよ！｣
イルマくんも思っていることは同じで、クララちゃんにそう言った。
クララちゃんの顔を見ると涙は止まっていてキラキラした瞳でこちらを見ていた。
｢だってクララと遊ぶの、楽しいもん！｣
｢ほん、っと？｣
｢うん！ホントだよ！その...思わず貰っちゃったけど、でもやっぱり一緒に遊ぶのに贈り物はいらないと思う｣
クララちゃんのしっぽが嬉しそうに揺れている。
私は二人の会話を聞きながら少しづつ離れた。
...だってあの綺麗な領域を汚したくない！！
二人とも可愛い！！ほわほわ！！
びっぐらぶ！！！
｢クララは色々やりすぎるけど、僕は遊ぶの下手だからきっとやりすぎくらいがちょうどいいんだ。それに、元気なクララを見てると僕らまで元気になれる。Aちゃんもそう思うでしょ？｣
影で見守るおばあちゃんの気持ちになっているといきなりこちらに話が振られた。
すみません、私なんかが。
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ねこまくん - この作品大好きです！！尊すぎて夢主ちゃんが心臓破裂する前に心臓が破裂しそうです………！ (9月17日 7時) (
レス) @page15 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃんさんコメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです🥺今後もダリ先生との絡み増やしていくつもり(というか下書きには既にある)ので乞うご期待下さい🫢 (2023年2月8日 22時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！面白くて、一話から一気読みしてしまいました！個人的にダリ先生の絡みが今のところ好きです…!教師陣大好きなので、他の人との絡みも楽しみにしてます！更新頑張って下さい！ (2023年2月3日 22時) (レス) @page14 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほかほかごはん | 作成日時：2023年2月2日 0時
