Lv.88＿目立ちたくない ページ38
私の名前は鈴木A。
そして隣に座っている彼は鈴木入間。
名字は同じだが元々赤の他人だった義理の兄妹である。
彼はある日アホな両親によって悪魔に売られ、あれよこれよと悪魔の学校に通うことになった。
私は起きたら魔界。
それしか説明のしようがない。
強いて説明するならば、ここは漫画の世界であること。
彼が売られた先の悪魔に私も引き取られ、一緒に悪魔の学校に通うことに。
しかし
実際何度もバレたりバレかけた私は何度も食べられそうになった。
だから私とイルマくんは大人しく生きていこうと、絶対に目立たずに過ごそうと心に決心したのだが…。
｢イルマ様、A様のおなーりー！！！｣
｢『すっっっごく目立ってる！！！』｣
キラッキラの馬車の扉が開くと同時にオペラさんが大声で言った。
バサッとレッドカーペットを広げ｢どうぞ｣と言うオペラさんに2人して思わず突っ込んだ。
｢『どうぞでなく……ッ！』｣
｢はい、2人ともカバン！…とAちゃんとイルマくん専用電話！買っちゃった♡いつでもかけてねッ♡……ってあれっ？｣
彼はバビルス理事長のサリバン様。
そして魔王候補の一人でもある。
周りから｢理事長に鞄持たせてるやべぇ｣とか言われてるが持たせてたくて持たせている訳ではなく、私たちに持たせてくれないのだ。
｢入間様！流石です！素晴らしい登校でした！Aも一段と輝いて見えたぞ…！今日も美しい！｣
｢眩しい…｣
『勘弁して…』
ペカーンと輝いている彼は学年首席のアスモデウス・アリス。
イルマくんに忠誠を誓っている。そして何故か私に恋していると勘違いしている。
｢首席まで侍らせてる｣とコソコソ聞こえるが私は何もしていない。
｢おはよう入間ち！A！｣
絨毯にくるまりながらすごい勢いでやってきた彼女は学年首珍獣ウァラク・クララ。
｢珍獣も飼ってんのかよ…｣と周りから若干引かれたが、飼っているわけではないし何度も言うが私は何もしていない。
そして何故かアズくんとクララちゃんが乱闘し始めて大注目を浴びる。
サリバン様は私たちの名前を大声で呼びまくり、オペラさんはカーペットを取り返そうと乱闘に交じり、さらに注目を浴びる。
『……なんでいつも目立っちゃうんだろうね』
｢そうだね…｣
2人して身を潜めるように丸まった。
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ねこまくん - この作品大好きです！！尊すぎて夢主ちゃんが心臓破裂する前に心臓が破裂しそうです………！ (9月17日 7時) (
レス) @page15 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃんさんコメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです🥺今後もダリ先生との絡み増やしていくつもり(というか下書きには既にある)ので乞うご期待下さい🫢 (2023年2月8日 22時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！面白くて、一話から一気読みしてしまいました！個人的にダリ先生の絡みが今のところ好きです…!教師陣大好きなので、他の人との絡みも楽しみにしてます！更新頑張って下さい！ (2023年2月3日 22時) (レス) @page14 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほかほかごはん | 作成日時：2023年2月2日 0時
