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Lv.87_レアな存在 ページ37

「しかし!」



納得がいってないようにカルエゴ先生が反論しようとする。


しかしサリバン様が


「袋鳥くんはたまに変なものを出すんだよね。千年も生きてればレアなパターンもあるって!」


と言ってカルエゴ先生を黙らせた。




どれだけ嫌っていようが、位階が全ての魔界では逆らうことが出来ないみたいだ。



「君たちは人間(レア)だしね」


コソッとサリバン様が言った。



「それで僕の可愛いもう1人の孫ちゃんは何を引いたのかな?」


ニコニコルンルンで聞くサリバン様。


『私が引く前にイルマくんの指輪だけ残してどこかに行ってしまったので引けていません…』


申し訳ないけど私はモブキャラで生きていくと決めたのでイルマくんみたいな派手なことはありません。


というかそういうことするつもりも無いです。


「じゃあ今引いちゃえば〜?そこにいるし」


サリバン様が私の肩を指さしながら言った。



そこ?



自分の方を見てみると確かにそこに位階袋鳥が居た。



『いつの間に!?』



「さっ、早く引いてよ〜!おじいちゃんを焦らせないでッ!!」


『は、はい!』


みんなが見ている中、ドキドキで袋鳥に手を突っ込む。



そして出した手には指輪が……



なんてことはなく、普通にバッヂを受け取れた。



『……これは…アズくんとおそろい?』




「……ってことはダレス!?」

「最下位だったのにすげえー!!」

「いやまあ使い魔すっげえしクリアの仕方がアレじゃ納得も行くわ」

「あの特待生だしね!」

「素敵!」

「貴女もAさんも素敵ですッ!」



私の言葉に盛り上がるクラスメイト。



後からサリバン様に教えてもらったがやはり相当すごいことらしい。


普通でよかった、と喜んでいたがどうやら全然普通ではなかったようだ。



「オ、オソッ、オソロイッ…」


ちなみにアズくんはなぜかそう言いながら倒れた。




最後にみんなで記念写真を撮って無事(?)この試験は終わった。


……

……

……


ʚ スキ魔 ɞ


『人間にも位階つくんですね』

「貴様本当に人間なのか?」

『え、ひどいなんでですか』

「人間に魔力はないとシチロウに聞いたが」

『それについては私も知りません。というか私が人間じゃなかったらカルエゴ先生がただの淫乱教師ってことになるんですけど大丈夫ですか?』

「…また説教されたいみたいだな」

『すみませんでした』

Lv.88_目立ちたくない→←Lv.86_漫才中



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設定タグ:魔入りました!入間くん , 愛され , 魔入間   
作品ジャンル:ラブコメ
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ねこまくん - この作品大好きです!!尊すぎて夢主ちゃんが心臓破裂する前に心臓が破裂しそうです………! (9月17日 7時) (レス) @page15 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃんさんコメントありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです🥺今後もダリ先生との絡み増やしていくつもり(というか下書きには既にある)ので乞うご期待下さい🫢 (2023年2月8日 22時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します!面白くて、一話から一気読みしてしまいました!個人的にダリ先生の絡みが今のところ好きです…!教師陣大好きなので、他の人との絡みも楽しみにしてます!更新頑張って下さい! (2023年2月3日 22時) (レス) @page14 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年2月2日 0時

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