転生したら鬼と家族になりました【鬼滅の刃】

卌 ページ40

｢当たり前だろ！こいつが迷子になったり逃げたららどうする｣


うん、絶対ありえないな。


だって童磨はこんなにベッタリくっついてるんだよ？？

それに鳴女ちゃんはずっとこっちみてる気がするし。



てか出口分からないし。



｢だからついて行く｣そう言って猗窩座にぃがこちらに来たと思えば手を繋いできた。


それを見た童磨も私の左手を握る。



何この絵面シュールすぎる。


あの猗窩座が弱者と話してるだけで随分シュールなのに手を繋いできた。

しかも反対側に童磨。なにそれ。


夢女子か私は。



夢女子だな...。



しばらく歩くと黒死牟じぃちゃんが正座して刀？のようなものを愛おしそうにみてる姿が見えた。


『おじいちゃーん！』
そう呼ぶと黒死牟がこちらを向く。



アレアレ待って。なんか怒ってない？


ダメよ。2番目に怒らせちゃダメ。この人怒らせたら私終わる。瞬殺。



｢童磨…｣

そうボソリと黒死牟が言った。
どうやら私ではなく童磨に言ってるらしい。
セーフなのかアウトなのか…。


とりあえず命の危険は免れた。



｢何故…手を繋いでいる…｣


まさかの怒ってる理由それ？？

なるほど。孫バカってやつか(？)


でもそれなら猗窩座にぃも対象じゃない？



両隣に居る2人の顔を見ると2人もそう思ったらしく、戸惑ってた。



まあ、おじいちゃんが可愛いからなんでもいっか。


...


...


...


そんなこんなしていると黒死牟から日輪刀みたいな刀を貰った。


黒死牟曰く鬼に会ったら危ないと。

いやあんたらも鬼だけどな。
しかもいちばん危ない鬼な。


そんな事言えず、大人しくその刀を受け取ると、後琵琶の音がして無惨が現れた。




｢何をしている｣




来たな、怒らせちゃだめなやつNO.1。



怒らせちゃいけないのに...怒ってらっしゃる！


おめでたい！HAHAHA☆



…落ち着け自分。

何故無惨様が怒っているか考えよう。


私が勝手に部屋から出たから怒ったのだろうか？
それとも童磨と手を繋いでるから？(猗窩座は無罪)



もしや無限城を歩いたから！？



困っているのが顔に出たのだろう。
童磨がにやにやしながら耳打ちしてきた。




___あの方は嫉妬してるんだよ




嫉妬？嫉妬ってあの嫉妬？いやまさか。


思わず無惨様を見ると目を見開いてた。
そして童磨の頭をぶっ飛ばした。


きっと無惨様は童磨の思考を読んだのだろう。


これに関してな頭をぶっ飛ばすのはおかしいけど適当なことを言った童磨も悪いと思う。

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