転生したら鬼と家族になりました【鬼滅の刃】

拾産 ページ13

｢うーん。俺無視する子嫌いなんだよね〜1人で喋ってるみたいで嫌じゃないか。あ！もしかして君の耳は使えないんじゃない？｣


『はな、っしてください…』


その後も色々と質問されたが早く終わって欲しくて黙っていた。



逆効果だった。



ちぎれそうな勢いで耳を引っ張られる。


痛いのでやめてください。




『いた…いよっ！』


きゅるきゅるな涙目で童磨を睨みつけるが彼は鬼である。



効果なんてものは期待できなかった。




.....ちょっとくらい動揺してくれてもいいじゃん。





せっかく転生してきたなら私だって夢小説名物の愛されみたいなあれを体験したい。




｢話しかけてるのに無視するからじゃないか。あんまり遊んでてもあの方に怒られるだけだし…もういっか！｣



その言葉を合図に童磨は私を抱き上げた



『わっ』



｢怖いのかい？可哀想に…今すぐ俺が楽にしてあげるからね！稀血だからじっくり楽しみたいけど…｣



『ま、ま、ま、まってください。ほんの少しだけでもいいから、っ』



｢ん？｣



すーっ...



空気壊すこと言うけどゆるしてほしい。



顔 面 国 宝 。




性格はともあれ顔はいい。

そう、顔がいい。



顔はいいんだ。



だから''ん？''の破壊力がもう、もう。



やばい(語彙力)




こんなこと言ってる場合じゃないのはわかってる。



何も無いのに生き延びたいから待って欲しいと言ってしまった。



次の策を考えなきゃ。とはおもってる。



けどだって。



顔がいい方が悪い。




｢どうしたんだい？俺もう我慢できないんだけど…｣



すみませんどうもこうもないです。




てか何そのセリフ。



えろい。えろいです。しんどい。

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