スパークル【アバンティーズ】 (ページ31)

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第31話ページ31

落ち葉が落ちてくる頃。

A「ゔぇっ」

私はトイレで吐き気と格闘していた。

吐きたくても吐けない体質の私はただ胸がムカムカして頭が遠くなるような吐き気と戦うことしか出来ない。

エイジ「A？大丈夫？」

結構朝方でみんなはまだ夢の途中な時、彼は起きてトイレにいる私を心配してくれた。

A「気持ち悪い...」

昨日食べた何かがダメだったのか？それともしばらく女の子の日がなかったから溜まってたやつが一気に来たとか？

まともな思考回路にならないまま便器に顔を突っ込んでひたすら耐える。

えいちゃんが来てから2分、いきなり落ち着いた吐き気に驚きつつ「もう治ったよ」と声をかける。

A「あ～病院行かないとな、消化器科？婦人科？」

エイジ「総合病院で見てもらった方が早いしそこにしよう」

えいちゃんは自分の部屋へ行くと、部屋から「あ、予約したいんですけど～」と声が聞こえる。

どこまででもできる男で私感激。

私は立ちあがり、朝ごはんの準備をしにキッチンへ向かった。

A「ゔっくっさ...」

朝は和食にしようと魚を出したのに、匂いがきつすぎて冷蔵庫に戻す。

おかしい。

まぁ仕方ないと卵とベーコンを出してトーストにした。

そらちぃ「おはよぉ」

A「あ、おはよ。今日トーストだよ」

そらちぃ「うん」

A「もうすぐでできるから待っててね」

そらちぃ「うん」

続々と入ってくるメンバーにどうぞ、とトーストとサラダを置いていく。

私はと言うと、最近辛いものにハマってきて辛ラーメン＋七味大量を食べている。

そらちぃ「また辛いもの？」

エイジ「そんなもの食ってるから吐くんだろ」

いつの間に戻ってきたえいちゃんに「やめとけ」と取り上げられかける。

A「ダメ！！美味しいじゃん！！」

エイジ「朝からこんなもの食ったらまじ腹壊すぞ」

リクヲ「急にAの好きな物変わったよね」

ツリメ「前スイーツとか好きなのに今あんま食べれないもんね」

リクヲ「代わりに苦手だったものすごい食べるし」

エイジ「お前辛いもの食って感覚狂ったんじゃねぇの？まじ大丈夫？」

A「もう！大丈夫だってば！！返して！！私のあ！さ！ご！は！ん！」

そう主張するとはぁ、と困ったように返してくる。

エイジ「これ食ったら病院行くから準備しとけよ」

A「はーい」