スパークル【アバンティーズ】

第12話 ページ12

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-----eiji side






A「えいちゃーん！！！」







３年の３学期が始まった頃、スカートとポニーテールを揺らしながらくるあいつがいた。





エイジ「廊下は走んな」




元気が良すぎて転ぶんじゃないかってぐらい俺の元に走って来る。






エイジ「危ない！！」


ツリメ「わ！！！」






たまたま教室からでてきたみっくんに体当たりという形でぶつかるA。




A「痛っ...みっくんごめん、大丈夫？？」


ツリメ「あててて....大丈夫。Aこそ怪我ない？」


A「うん、ほんとごめんね」


ツリメ「大丈夫だよ」


エイジ「ちゃんと前向いて走ってんのかよ」


A「前向いてるわ」


ツリメ「じゃあ俺職員室行かなきゃだから、じゃあね！」


A「ほんとごめんねみっくん！！」






ほんとこいつは見た目に関わらず行動もガキっぽい。





目はくりくりだし、顔が整っているのに自覚がない。





エイジ「あ、俺今週掃除当番だから終わったら下駄箱待ってて」


A「はーい」





後2分で6限が始まるから、とりあえず教科書を取って席に座った。





エイジ「あーだり」


そらちぃ「えいちゃん今日英語の翻訳指されるよ」


エイジ「うっわまじかよ...やってねぇって」


A「あれ？ってことは私も？」


リクヲ「そうだね」


A「あぁ...やってなかった...」





エイジ「A、お前隣来て教えてくれ」


A「えー？バレるよ？」


エイジ「あの先生緩いから、ごめんたける(健)ちょっとAと席変わってくんね？」





隣にいた健に声をかけると「いいよ」とあっさり返してくる。




エイジ「さんきゅ」

A「よし、早速やんないと」







俺達は指されるまで頑張って翻訳をしたが、間に合わなかった。

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