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さとみside
Aの家までタクシーで30分かけて向かった。
付き合った時に貰った合鍵を使って部屋に入る。
さ｢Aー？｣
『さとみくん…』
Aはベッドの中で丸くなっていた。
『会いたかった』
そう言って体を起こして俺に抱きつくA。
かわいい。
さ｢俺も会いたかった〜、大丈夫？｣
『うん、薬飲んだからそろそろ効いてくると思う』
さ｢そっか、ならよかった｣
そっとAをベッドの上にもう一度寝かせ、布団をかけてやった。
さ｢夕飯は？｣
『吐き気もするから今日はいい』
さ｢そっか、吐き気もするのか。しんどいな｣
Aの頭を優しく撫でると、ふわっとシャンプーのいい匂いがした。
もうシャワーは浴びたんだな。
さ｢なんか欲しいのはある？｣
『ううん、なにも』
さ｢まじ？じゃあ俺ずっとここに居るから。安心して寝ちゃっていいよ｣
『でもさとみくんの今日の動画は…』
さ｢大丈夫、ちゃんとアップロード予約してきたから｣
『そっか、なら大丈夫か』
さ｢俺の心配はいいから笑｣
どんだけ心配性なんだこいつ。笑
可愛い奴だな。
『さとみくんあのさ、』
さ｢ん？｣
『お腹摩って欲しいんだけど』
さ｢あぁ、いいよ｣
布団の中に手を入れてAのお腹を優しく摩った。
さ｢どう？｣
『めっちゃ楽、ありがとう』
さ｢ならよかったわ、ずっとこうやってる｣
『さとみくん疲れちゃうじゃん笑』
さ｢Aが楽になれんならそれでいいよ｣
『かっこよ』
さ｢さとみくんですから？｣
『なにそれ笑』
弱々しく笑うAが愛しくて、空いている左手で俺よりも一回り小さい手を握った。
さ｢寝ていいよ、A。安心しろ｣
『ほんとに寝ちゃうよ？』
さ｢だからいいって笑｣
『あはは、ありがとう笑』
そしてAは｢おやすみ｣と呟くとゆっくり目を閉じた。
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らの(プロフ) - ねむさん» 頑張りましょう！ありがとうございます！ (2020年5月25日 0時) (
レス) id: ee23db9c55 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - 僕もXジェンダーっぽいところがあります。お互い大変ですががんばりましょう！小説の更新楽しみにしてます！ (2020年5月24日 17時) (レス) id: 1750223cc0 (このIDを非表示/違反報告)
らの(プロフ) - すみれ＠自由人さん» ありがとうございます...！！ (2020年5月17日 19時) (レス) id: ee23db9c55 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ＠自由人(プロフ) - 作者さん、頑張ってください！ 応援してます。 リアルも小説も、どっちもうまく行くことを願ってます！ (2020年5月17日 19時) (レス) id: 87f53a63fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らの | 作成日時：2020年5月17日 18時
