最年長の苺王子と最年少の苺姫

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さとみside



ゲーセンに着いた瞬間、UFOキャッチャーに飛びつくA。

あぁ、このでっかいぬいぐるみが欲しいのか。



『さとみくんこれ取って！！』

さ｢でかいから持って帰るの大変でしょ｣

『お願い！』

さ｢だーめ｣

『…』



あぁもう、そんな可愛い顔でしょんぼりするなよ。

…仕方ねえなぁ。



さ｢どいて、取ってやる｣

『やったああ！！』

さ｢うるせ笑｣



コインを入れて全神経をアームに集中させる。

一発で取れたらかっこいいやん？((

覚悟を決めてボタンを離すとアームがゆっくり下に降りていく。



『いけ、いけ…！』



アームがタグの輪っかに引っかかり、見事一発ゲット。



さ｢ほらよっ｣

『さとみくんかっこいい！ありがとう！』

さ｢はははっ、いいよいいよ｣



喜んでくれたし満足。

ぬいぐるみをぎゅっと抱きしめて嬉しそうに笑うA。

子供っぽいところがめちゃくちゃ可愛いんよな。



『記念にプリ撮ろうよっ』

さ｢プリ？…俺ら2人で撮るの初めてじゃね？｣

『あ、そうだね、なんかドキドキするかも』

さ｢そもそも俺プリとか滅多に撮らないかんなぁ笑｣

『ふふ、なんかカップルらしいね。2人でプリって』

さ｢カップルだろ｣



なんかAとプリ撮ることになりました。

…なんか恥ずかしいなぁ。

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