体調不良 ページ12
今日はライブに備えてみんなで練習。
朝から微熱っぽかったけど練習出来る日は限られているから頑張って来た。
莉｢次の曲なにがいい〜？｣
る｢僕アモーレミオやりたい！｣
ジ｢やろやろ！俺もやりたい！｣
さ｢莉犬、アモーレミオ！｣
莉｢あいよ、みんな立ち位置おっけー？｣
莉犬くんの言葉にみんなが移動した。
えっと、俺はるぅとくんところちゃんの間だ。
莉｢じゃ、行くよ！｣
莉犬くんが曲を再生させて急いで立ち位置に戻った。
あぁ、なんかほんとにしんどくなってきた。
とりあえず乗り越えよう。
…そう思ったけど、アモーレミオってテンポが速いから踊るのが辛い。
『いっそフォルテッシモまで〜…！』
絞り出すような声が出てしまい、メンバーが俺の方を見てきた。
な｢ごめん、ちょっと止めるよ？｣
ジ｢うん、止めよこれは｣
なーくんが一旦曲を止めた。
莉｢そーちゃん体調悪い？｣
こ｢顔赤くね？｣
『ちょっと喉の調子が悪いだけ…』
さ｢ほんとかよ｣
るぅとくんが俺の額に手を当てた。
る｢…ねぇ、熱あるよね？｣
『いやっ、』
あぁ、最悪だ。
バレちゃった。
また迷惑かけることになってしまう。
な｢…そるとくん、無理はだめだよ。｣
『…ごめん』
る｢なんで体調悪いのに来たの？｣
『それは…完璧な状態でライブに挑みたかったから』
ジ｢気持ちは分からんでもないけどなぁ｣
みんな本当にごめん。
情けなくて涙が零れた。
さ｢泣かなくていいんだよそると！w｣
莉｢俺たちと頑張りたかったんだよね、｣
莉犬くんが俺を優しく抱きしめてくれた。
こ｢とりあえず、そるとくん座らせようよ。しんどいだろうし｣
な｢そうだね、行こうそるとくん｣
なーくんに手を引かれ、練習スタジオの隅にある椅子に座らされた。
な｢そるとくん、タクシー呼んどくから今日はお家で休んで？｣
『ごめんっ、なーくん…』
涙は止まってくれない。
ほんと、大人なのに体調崩して迷惑かけるなんて。
泣いてる俺を心配したのか、他のメンバーもこっちに集まってきた。
ジ｢泣かんでええやろそーちゃんw｣
こ｢ほんとストイックなんだから｣
莉｢大丈夫だよそーちゃん！｣
さ｢次も練習あるだろ？｣
る｢ちゃんと休んで早く治すんだよ？｣
『みんな…ありがとうっ』
な｢ね？みんなこう言ってるんだから泣かないで？｣
みんなの優しさにさらに泣けた。
ほんとすとぷりメンバーは優しいな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる。(プロフ) - ひまりです！名前変えました。らのさんなら絶対合格出来ます！！！応援してます頑張って！！ (2020年5月9日 19時) (
レス) id: 3616b0fdf9 (このIDを非表示/違反報告)
らの(プロフ) - ひまりさん» 最近は男友達が欲しいなってずっと思ってて、やっぱり苺王子さんたちみたいな暖かくて楽しそうなグループってすごく憧れるんですよね…笑コメントありがとうございます！ (2020年5月4日 16時) (レス) id: ee23db9c55 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - コメント失礼します。私もXジェンダーなので、はるのさんの気持ちが分かります！苺王子さんは性別なんて気にしなさそうですよね。あんな友達欲しいです……(´･ω･｀) (2020年5月4日 16時) (レス) id: 3616b0fdf9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らの | 作成日時：2020年5月4日 16時
