解釈違いです！！！ (ページ23)

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今日は全ての始まりページ23

Aside

目が覚めて､ふとカレンダーを見れば

今日の日付は10月31日

"まだ"事は起きないと分かりきっていても
息が詰まる日

ハロウィンだとはしゃぎ
楽しそうに皆に悪戯を仕掛ける4人

でも私には4人の並ぶ背が苦しかった

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リーマスside

今日のAはどこか暗い

必死に笑わせようとすればする程
苦しそうに無理して笑う

理由がわからず困った僕らは一旦はいつも通りに接することにした

仕掛けた悪戯で仮装して皆はしゃぐ中

人気の少ない中庭で魔法によって生えた黒豹のしっぽを揺らしながら座るAの隣に座り声をかける

リマ｢Aは黒豹だったんだ？｣

A『そう､リーマスは…狼か
かっこいいよ』

リマ｢一応お礼言っておくね
…A今日何かあったのかい？｣

A『少しね…でも皆が私に時間をくれたから
いっっっぱい考えて自分の納得のいく答えが出たからもう大丈夫だよ』

リマ｢ならいいんだけど
まぁ､その…無理だけはしないでね
何時でも頼ってくれていいから｣

A『ふふ､なぁに格好つけてるのさムーニー
可愛いヤツめ』

僕に抱きついて撫でくりまわしてくるAのこれが照れ隠しだってことはとうの昔から知ってる

いつもはされるがままでも今日はハロウィン
少しぐらいし返してもバチは当たらないだろ

リマ｢これが照れ隠しだって僕知ってるよ？可愛いラクファ｣

A『なっ､今日反撃してくるとか聞いてないって』

リマ｢だって言ってないからね｣

逃げないよう腰に手を回して
お互いのしっぽを絡めれば

どんどんAが赤くなっていく

下から見上げるように僕を見つめるAの頬に手を添え
交わる視線が触れている体が徐々に熱を帯びる

顔を近づけ残り数cmで口が触れ合うという時
ふと怖くなって離れてしまう

そんな僕をあのAが許すわけなくて
僕のシャツを握り､引き寄せ口付ける

その乱暴な方法とは逆にキスは優しくて
軽く触れ合って離れようとするAの頭に手を回し
更に深く口付ける

お互いの隙間から吐息を漏らしながらも応えてくれるAが愛おしくて
その先を望んでさらに絡めば､軽く腕を叩かれ
名残惜しく思いながら舌を離す

A『っ､はぁ…がっつきすぎだっての…』

リマ｢ごめん､Aが可愛すぎてつい｣

A『可愛く､ないってば』

そう吐き捨てたAは立ち上がり
恥ずかしそうに僕を見て話す

A『…今のキスが私の今気持ち』